ビットコインは2025年第4四半期を力強い上昇でスタートさせ、過去1週間で10%以上急騰した。9月27日の約10万9000ドルから、10月3日に12万2000ドルを超える水準に達している。
しかし、スタンダード・チャータード銀行のデジタル資産部門責任者であるジェフ・ケンドリック氏によると、米国政府の閉鎖が続けば、ビットコインは史上最高値を更新する可能性があるという。
ケンドリック氏は、ビットコインと米国債の期間プレミアムの間には歴史的に正の相関関係があり、財政的不確実性が長期化するほどビットコインが恩恵を受ける可能性を示唆していると考えている。
また、ケンドリック氏は、市場のストレスが長引く状況(希少なデジタル資産に有利に働くことが多い状況)において、ビットコインが歴史的に驚くべき回復力を示してきたことを強調した。今回の長期的な市場ストレスは、米国政府の閉鎖が延長されていることに起因するものだ。
Bitcoin has now entered what has historically been it’s MOST BULLISH period of price action! 🚀
But will BTC really have the positive end to 2025 everyone is expecting? 🫣
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— Bitcoin Magazine Pro (@BitcoinMagPro) October 3, 2025
スタンダード・チャータード銀行の予測では、ビットコインは短期的には13万5000ドル、年末には20万ドルになる見通しで、このトークンの値上がりの可能性に対して強い自信を示している。
本稿の執筆時点で、ビットコインは12万2200ドル前後で取引されており、8月の史上最高値である12万4480ドルをわずかに下回った水準にある。
ビットコインは上昇の兆し
米国政府の閉鎖が長期化する可能性があることで、市場の不確実性がさらに高まり、株式と債券市場の双方に影響を与えることになる。
ビットコインにとって、こうした状況はむしろ価格上昇のきっかけとして作用し、従来の市場ボラティリティに対するヘッジとしての役割を強化する可能性がある。
ビットコインはここ数カ月横ばいの推移となっているが、主要な流動性指標はブレイクアウトが近いことを示唆している。世界のマネーサプライ(M2)の伸び、ステーブルコインの供給動向、そして、ビットコインが40日遅れで密接に連動している金(ゴールド)の値上がりは、いずれも上方への動きを示唆している。
JPモルガンのアナリストも、ビットコインは金に比べて過小評価されているとみており、「デベースメント・トレード(法定通貨の価値下落リスクに対してヘッジを行なう資産への投資)」が続けば、理論上は16万5000ドルまでの上昇余地があると試算している。
ビットコインは前月比で約5%上昇の11万4000ドルで9月を終えたが、過去のパターンからすると、ビットコインETF(上場投資信託)とカストディソリューションに対する個人および機関投資家の関心の高まりに支えられ、第4四半期に大幅な上昇をみせる可能性が高い。
データによれば、2015年、2016年、2023年、2024年のように9月の終値がプラスだった年には、第4四半期に平均50%を超える上昇がみられた。