ビットコインは2025年第3四半期を過去最高値で終え、投資家の間では第4四半期にかけてさらに価格が上昇するとの見方が強まっている。
ビットコイン価格は、季節的な弱さを予想する声に反して、約5%高の約11万4000ドルで9月の取引を終えた。9月はビットコインにとって厳しい月となることが多かったものの、価格上昇基調で終えた場合には、その後の第4四半期に予想外の大きな上昇を示す傾向がある。
データによれば、2015年、2016年、2023年、2024年など9月の終値がプラスだった年には、第4四半期に平均50%を超える上昇が続いた。
季節的なパターンは、四半期序盤の強さが特に重要であることを示している。「Bitcoin Magazine Pro」のデータによると、2015年以降、10月は平均21.8%の上昇、11月は10.8%の上昇を記録している。
今年も同様のパターンが繰り返されれば、ビットコインは年末までに15万ドルを突破する可能性がある。これはビットコイン市場ではお馴染みの傾向で、すでに史上最高値を更新している今年は、さらなる上昇局面をもたらすだろう。しかも、今年は新規供給を半減させた4月の半減期イベントに続くものであり、この節目はしばしば価格上昇圧力の引き金となる。
ビットコインはここ数カ月横ばいで推移していたが、主要な流動性指標はブレイクアウトが近いことを示している。世界的なマネーサプライ(M2)の伸び、ステーブルコインの供給動向、そして、ビットコインが40日遅れで密接に連動している金(ゴールド)の上昇は、いずれも上昇傾向を指し示している。
ハッピー“アップトーバー”
米国議会が予算法案を可決できなかったことを受けて、政府が午前0時に正式に閉鎖された後、10月1日、ビットコインは11万8000ドルを突破した。ウォール街が暴落する一方で、投資家は安全資産に目を向け、金は1オンスあたり3900ドルを超える過去最高値を付けた。
政府閉鎖は連邦政府職員、社会保障受給者、旅行者に影響を及ぼし、市場は経済データの発表停止によって混乱に直面している。
週間失業保険申請件数、9月の雇用統計、10月中旬のインフレ指標の発表が遅れる可能性があり、FRBの金融政策決定が複雑になる可能性がある。
ビットコインETFと機関投資家の参入
機関投資家の活動が強気なセンチメントを後押ししている。ブラックロック社は1億3000万ドル相当のビットコインをCoinbaseに移動させた。一部の市場関係者は、この移管を同社の投資商品への資金流入の可能性を示す兆候と解釈している。
2015年以来、ビットコインは第4四半期に平均で約58%の上昇を記録しており、ほかのどの3カ月間よりも高いパフォーマンスを示してきた。2025年もこの歴史的パターンを踏襲するかどうかは、今後数カ月間、投資家がどれだけ長くリスク許容度を維持できるかにかかっている。