9月8日月曜日、ネパールの若者たちは、ネパール政府が9月4日木曜日に26の主要なソーシャルメディアプラットフォームを禁止したことに反発し、カトマンズの街頭で抗議デモを開始した。
抗議活動が最高潮に達したとき、ネパールの抗議者たちは「Bitchat」をダウンロードし始めた。この新しいアプリは、X(旧Twitter)およびBlockの創設者であるジャック・ドーシー氏とオープンソース開発者のCalle氏によって作成・開発されたものだ。
このアプリは、Bluetoothメッシュ技術とNostrプロトコルを活用し、使用時にインターネット接続さえ必要としない検閲耐性のあるメッセージングアプリだ。Calle氏がXで共有したデータによると、9月8日だけでネパール国内で約4万9000回ダウンロードされたという。
Last week, we observed a sudden spike in bitchat downloads from Indonesia during nationwide protests.
Today we’re seeing an even bigger spike from Nepal during youth protests over government corruption and a social media ban.
Freedom tech is for the people. Please share. pic.twitter.com/IqhRa8eCvw
— calle (@callebtc) September 10, 2025
Bitchatは、抗議者たちが自国の首相を追放する間(そして、国会議事堂を焼き払う間)、何の許可も必要とせずに互いに通信することを可能にした。
ネパールの若者への教訓
ここでの教訓は、Bitchatのようなアプリは、中央集権的な通信サービスが遮断された際や抗議活動の最中に使用する重要なツールであるだけでなく、自由で開かれた社会の基盤となる権利を守るうえでも不可欠な手段であるということだ。
現代のデジタル社会では、オンラインでコミュニケーションする自由だけでなく、デジタル空間で取引する自由も守らなければならない。
「Forbes」誌の報道によると、現在、前者(通信)を可能にしているBitchatのようなツールは近い将来、後者(取引)も可能にするはずだという。同誌は、Bitchatを通じてビットコイン・ベースのEcash取引を実現するという将来の目標を表明したCalle氏の言葉を引用している。
Bitchat、ビットコイン、Ecash、Nostrといった「フリーダムテック」の定番ツールを活用することで、ネパールの若者は、まさに彼らが今回抗議したような権力の乱用を防ぐことができる。
例えば、Nostrとその上に構築されたさまざまなソーシャルメディアクライアントは、禁止したり、停止したりすることができない。つまり、ネパール政府は抗議運動のきっかけとなった行動を起こす力さえなかったことになる。
フリーダムテックは、人々が自由を取り戻すための闘いを支援するためだけに存在するのではなく、自由を維持するためにも存在しているのだ。
※本記事は、寄稿者によるコラム「Take」です。記事内に述べられた意見は、完全に筆者個人のものであり、BTC IncやBitcoin Magazineの見解を必ずしも反映するものではありません。