米証券取引委員会(SEC)に4月21日付で提出されたForm 8-K(米国企業が重要な経営イベントを投資家に報告するためにSECへ提出する報告書)によると、ストラテジー社は4月14日から4月20日にかけて、追加で6556 BTC(約5億5580万ドル相当)を取得した。この結果、同社のビットコイン保有総量は53万8200 BTCとなり、1 BTCあたりの平均取得価格は6万7766ドルであることが明らかになった。
今回の取得は、同社が保有するふたつの「ATM(At-the-Market)」株式発行プログラムを通じた資金調達によって実施された。具体的には、クラスA普通株式176万株を売却して5億4770万ドルを調達、さらに8.00%シリーズA永久ストライク優先株式(ティッカー:STRK)9万1000株超を売却して別途780万ドルを確保した。
🇺🇸 STRATEGY社が新たに6,556 BTC(約5億5,580万ドル相当)を追加購入!
これで総保有数は538,200 $BTC に。#ビットコイン pic.twitter.com/XXZOOPKVcf— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) April 21, 2025
ストラテジーは、これまでに総額364億7000万ドルをビットコインに投じており、依然として世界最大のビットコイン保有企業としての地位を維持している。今回の購入は、1 BTCあたり平均8万4785ドルという価格で行なわれており、最近のビットコイン価格の急騰を反映した水準となった。
ビットコインが8万7300ドル近辺で取引されるなか、ストラテジーの株価はプレマーケット(米国株式市場の正式な取引開始前に行なわれる取引時間帯)で2.77%上昇しており、市場の反応も好調といえる。同社はクラスA普通株とSTRK優先株を通じたATMプログラムを活用し、今後のビットコイン購入に向けた十分な資金調達余力を確保している。このプログラムは、柔軟かつ継続的に資金を調達し、戦略的にビットコインを蓄積してゆくうえでの基盤となっている。
マイケル・セイラー氏の主導によるストラテジーの積極的なビットコイン購入戦略は、同社を従来のビジネス・インテリジェンス企業から事実上のビットコイン投資会社へと変貌させた。同社は一貫して、市場の機会をとらえ、株式発行を通じて資金を調達し、その資金をビットコイン購入に充ててきた。
ストラテジーは自社ウェブサイト(www.strategy.com)において、ビットコインの購入履歴や保有状況、その他の主要業績指標(KPI)をリアルタイムで確認できるダッシュボードを公開し、運用における透明性の高さを示している。
ビットコイン備蓄に対する揺るぎない姿勢により、ストラテジーは機関プレイヤーによるビットコイン投資の象徴的存在となっており、その株価はビットコインの市場動向と連動する傾向にある。同社による今回の追加購入は、市場のボラティリティが続くなかでも、ビットコインに対する機関投資家の信頼が依然として強いことを示すシグナルといえる。