4月21日の本稿執筆時点において、ビットコインの価格は上昇を続けており、3735ドル(4.42%)高の8万8300ドルに到達している。この上昇は、機関投資家による強力な買いと代替資産(株式や債券以外の投資対象を指し、ビットコイン、金、不動産などが含まれる)に対する勢いの再燃によって後押しされているようだ。今回の急騰は、金価格が史上初めて1オンスあたり3400ドルを突破し、現在3431.10ドルで取引されているという事実と同時に起きており、安全資産を求める投資家の動きがより広範なトレンドとなっていることを浮き彫りにしている。
JUST IN: $88,000 #Bitcoin 🟢 pic.twitter.com/UU2DRaJNAb
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) April 21, 2025
4月2日以降、ビットコインのパフォーマンスはナスダック指数をも上回っており、伝統的な株式市場とデジタル資産との乖離を浮き彫りにしている。
Bitcoin has really *not* been trading like the NASDAQ lately pic.twitter.com/HXFnCrSjsM
— Joe Weisenthal (@TheStalwart) April 21, 2025
本日の重要な動きのひとつは、ストラテジー社(旧マイクロストラテジー/ティッカー:MSTR)による発表だった。同社のマイケル・セイラー会長は、1ビットコインあたり平均8万4785ドルで6556 BTCを約5億5580万ドル相当で購入したことを明らかにした。2025年4月20日時点で、同社のビットコイン保有量は53万8200 BTCに達しており、取得総額は約364億7000万ドル、平均取得単価は6万7766ドルである。
ストラテジーは、420億ドル相当のビットコイン取得を目指す大胆な「21/21プラン」を発表して以来、すでに28万5980 BTCを購入している。約6カ月間で1日平均1億5400万ドル相当のビットコインを買い続けている計算であり、他のいかなる上場企業も及ばない積極的なペースだ。
Strategy $MSTR has bought 285,980 #bitcoin since they announced their 21/21 plan.
On average, that is $154 million worth every day for almost 6 months. pic.twitter.com/RoEjEITMpj
— NLNico (@btcNLNico) April 21, 2025
一方、日本の上場企業であるメタプラネットも、自社のビットコイン・トレジャリー戦略の一環として新たなビットコイン購入を報告。同社は声明で以下の通り発表している。
「当社は、ビットコイン・トレジャリー事業の一環として、下記のとおりビットコインを追加購入いたしましたのでお知らせいたします。
1.ビットコインの追加購入について
ビットコイン購入枚数:330ビットコイン
平均購入価格:12,181,570円/1ビットコイン
購入総額:40億2000万円
ビットコイン保有枚数:4,855ビットコイン
平均購入価格:12,804,361円/1ビットコイン
購入総額:621億6500万円 」
🚨メタプラネット社が新たに330 BTCを追加購入! これで総保有数は 4,855 $BTC に達しました #ビットコイン pic.twitter.com/MDnpxtZj90
— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) April 21, 2025
これらの動きは、マクロ経済の不確実性や通貨価値の下落(通貨の希薄化)への懸念が広がるなかで、企業によるビットコインの採用および財務資産としての配分が加速しているという大きな潮流を反映している。
ビットコインの価格が新たな高値圏に迫りつつあり、機関投資家による大規模な買いが継続するなかで、市場のセンチメントは、7万6000ドル付近まで下落した弱気局面を経て、再び強気に転じつつあるようにみえる。本日の値動きと上場企業による新規の購入は、戦略的資産としてのビットコインへの需要が根強いだけでなく、さらに加速していることを示している。