Home記事コインベース、米国で24時間365日のビットコイン先物取引を開始

コインベース、米国で24時間365日のビットコイン先物取引を開始

コインベースは、米商品先物取引委員会の規制下にある取引所として、初めて24時間365日対応のビットコイン先物取引を開始した。米国内のトレーダーは、週末や祝日を含めた24時間取引環境のなかでリスク管理や市場機会の獲得が可能となる。

コインベース(Coinbase)は、米国のデリバティブ(金融派生商品)市場において重要な一歩を踏み出した。ビットコイン先物の24時間取引を開始したのだ。CFTC(米商品先物取引委員会)の規制を受ける取引所として、初めて暗号資産のレバレッジ付き先物契約を常時提供することとなる。5月9日から、米国のトレーダーはコインベース・デリバティブ(Coinbase Derivatives, LLC:CDE)を通じてこのサービスにアクセスできるようになり、週末を含む連続的な取引が可能となる。従来の金融市場の取引時間の制限を受けることなく、好きな時間に売買を行なえる環境が整った。

24時間365日の先物取引の導入により、従来の取引時間の制約は取り払われ、トレーダーはリアルタイムでリスク管理を行ない、市場の機会を逃さずとらえることが可能となった。Virtu Financialのシニア・バイスプレジデントであるアンドリュー・スミス氏は、「24時間365日取引は、米国の規制された暗号資産先物市場にとって自然な進化だ。CDEとの協力を通じて、よりアクセスしやすく、効率的で堅牢な暗号資産デリバティブ市場の構築に貢献している」と述べている。

コインベースのインフラは、取引が途切れることのない継続的運用に対応できるよう設計されている。同社は近く、暗号資産市場で広く利用されている「パーペチュアル先物(無期限先物)」の提供を予定している。こうした商品が規制された環境下で提供されることで、個人投資家にとっても暗号資産デリバティブへのアクセスがいっそう容易になると期待されている。コインベース・ファナンシャル・マーケッツ(Coinbase Financial Markets)のCEOであるアンディ・シアーズ氏は、「CFTCの規制を受けた24時間市場の登場は、この業界にとって大きな転換点になる」とコメントしている。

この新たな展開により、個人投資家と機関投資家の双方がいつでも先物契約を取引できる柔軟性を手に入れた。これまでにない市場アクセスが実現され、価格変動や市場イベントに迅速に対応できるようになる。

コインベースの経営陣は、今回の動きを市場構造における重要な転換点と位置づけている。Nodal Clearの会長兼CEOであるポール・クゼンツァ氏は、「先物取引を24時間365日体制に拡張することは、市場構造における根本的な進化といえる。わが社は、この革新を可能にするクリアリング(清算)インフラを提供できることを誇りに思っている。われわれは、すべての市場参加者に対して継続性、透明性、高い整合性を保証する」と語っている。

24時間365日の取引アクセスは、コインベースが築いた強固なパートナーシップネットワークによって支えられている。そのなかには、オランダの大手銀行ABNアムロ、米証券会社Wedbush Securities Inc.、そしてNodal Clearが含まれており、円滑な取引運営と堅牢な流動性を実現している。この連携により、数多くの米国のトレーダーがスムーズにCDE商品を利用できる体制が整えられている。

今回のサービス開始により、コインベースは米国の暗号資産先物市場における新たなベンチマークを打ち立て、暗号資産取引が常時可能という特性を反映した新しいスタンダードを確立したことになる。この革新はスタートに過ぎず、コインベースは今後も商品ラインアップの拡充や、幅広いタイプのトレーダーに向けた市場アクセスの改善に取り組んでゆく方針だ。

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