デジタル資産ブローカーであるFalconX(ファルコンエックス)は、英国のスタンダードチャータード銀行との間で、機関投資家向けサービスを強化するための戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
提携の第一段階として、スタンダードチャータード銀行はFalconXに対して広範な銀行サービスおよび外国為替(FX)サービスを提供する。この取り組みにより、FalconXのプラットフォームは国際決済の処理能力を強化することになる。両社によれば、今後はこの提携をさらに拡張し、さまざまなサービスや協業機会へ展開する予定だという。
スタンダードチャータード銀行のインフラをFalconXが統合することで、取り扱う通貨ペアの種類が増え、グローバルな取引の速度と信頼性が大幅に向上すると見込まれている。
FalconXのアジア太平洋および中東地域担当ゼネラルマネージャーであるマット・ロング氏は、「暗号資産の導入に関してもっとも先進的なグローバル銀行のひとつであるスタンダードチャータードと提携できることを大変うれしく思う。当社はデジタル資産分野で世界最大規模の機関と協業しており、この提携を通じて、暗号資産事業を展開するクライアントに対し、より優れた銀行および外国為替ソリューションを提供できるようになる」と述べている。
この提携は、スタンダードチャータード銀行のデジタル資産リサーチ部門の責任者であるジェフリー・ケンドリック氏の最近の発言の直後に発表された。同氏は以前、ビットコインの価格目標を12万ドルと予測していたが、その見通しについて謝罪。現在では、機関投資家の需要拡大を受けて、当初の予測を上回る可能性があると述べている。米国でビットコインETF(上場投資信託)への資金流入額が53億ドルに達したことを、その根拠として挙げた。ケンドリック氏は、年末までにビットコイン価格が最高で20万ドルに達する可能性があるとの見解を示している。
スタンダードチャータード銀行でフィンテック部門責任者を務めるルーク・ボランド氏は、「FalconXとの提携は、当行がデジタル資産エコシステムの発展に注力していることの表れだ。FalconXのような企業が世界水準の取引や金融ソリューションを機関投資家に提供できるよう、銀行インフラを通じて支援できることを誇りに思う」と語っている。