2025年4月初旬、「MITビットコイン・エクスポ」でジェイムソン・ロップ(Jameson Lopp)氏と面会し、ビットコインの「いま」と「これから」について話を聞くことができた。
ロップ氏はジェレミー・ウェルチ(Jeremy Welch)氏とともに、2017年にCasa(カサ)を共同創業した。Casaは、マルチシグ(複数の署名を必要とする仕組み)を活用したセルフカストディ(自己管理型)サービスで、ユーザー自身がビットコインを安全に管理できるようにすることを目的としている。それ以前、ロップ氏は同じくマルチシグ技術を提供する企業のBitGo(ビットゴー)で長年ソフトウェアエンジニアとして勤務していた。ビットコイン業界には2012年から携わっており、ソフトウェア開発者や独立系研究者として活動してきた人物だ。
ロップ氏は、2017年に発生した「スワッティング事件」でも知られている。ビットコインのブロックサイズ論争が激化していた時期に、何者かが「ロップ氏は自宅に人質をとっている」と虚偽の通報を行ない、武装警察を差し向けたという事件だ。この出来事を機に、彼は完全にオフグリッド生活に移行し、居住地やライフスタイルを一新した。
今回のインタビューでは、まず「アドレス・ポイズニング攻撃(ウォレットアドレスを模倣することでユーザーの誤送金を誘導する詐欺的手法)」について語り合った。その後、ビットコイン開発の現状や、プロトコルおよびプロジェクトとしてビットコインが今後長期的な成功を収めるために必要なことについて幅広く議論を交わした。
インタビュー映像は以下より視聴可能。