12月30日、メタプラネット社は、今年の第4四半期に約4億5100万ドルを投じて4279 BTCを追加購入し、総保有量を3万5102 BTCに引き上げたと発表した。
この追加取得により、東京証券取引所に上場する同社は、アジア最大のビットコイン保有企業として、また世界の上場企業のなかでも第4位の地位を強化することになった。
同社によると、ビットコインは1枚あたり約10万5412ドルで取得された。メタプラネットはこれまでに総額約37億8000万ドルを投じて、平均購入単価約10万7600ドルでビットコインを積み上げてきた。
同社は、2027年末までに21万 BTCを保有するという野心的な目標を掲げており、これは今後の購入資金を調達するために、引き続き資本市場や信用枠に依存することを意味している。
2025年末時点でメタプラネットの株価は405円となり、年間では約8%上昇したものの、6月に記録した史上最高値近辺からは大きく下回った水準にとどまっている。
この乖離は、ビットコイン価格のボラティリティと、単一資産に強く連動したバランスシートに対する投資家の不安の両方を反映している。株主にとってこの戦略はビットコインの価格上昇に対するレバレッジを提供する一方で、営業利益よりも速いペースで進行しうるドローダウンのリスクを企業に負わせることになる。
メタプラネットの安定した収益によるビットコイン蓄積
一部のビットコイン・トレジャリー企業とは異なり、メタプラネットはデリバティブを軸とした独立した収益創出事業と組み合わせて、ビットコインの蓄積を行なっている。このビットコイン・インカム事業は、長期的なビットコイン保有を支えつつ、継続的な収益を生み出すことを目的としている。
同社は、この事業が来年度に約5500万ドルの収益を生み出すと見込んでおり、この数字は、同社の戦略が単なる受動的な保有にとどまらないものであることを示している。
🚨メタプラネット社が4,279 BTCを追加購入!これで総保有数は35,102 $BTC に到達 🚀 #ビットコイン pic.twitter.com/gEZQexr16U
— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) December 30, 2025
メタプラネットは、第4四半期において、1株当たりのビットコイン増加を測定する指標であるBTCイールドが11.9%だったと報告した。
年初来では、ビットコイン価格の上昇と購入ペースの上昇に支えられ、BTCイールドは500%を超えたと、同社は報告している。
第4四半期の大量購入は、9月下旬に始まった購入の一時停止期間の後に行なわれたものであり、これは、メタプラネットがビットコイン・トレジャリー戦略を採用して以来もっとも長い取得中断期間だった。
最近の購入資金には、総額約2億8000万ドルに上るビットコイン担保のクレジットファシリティや、普通株に転換可能なB種優先株の発行が含まれている。
同社によれば、優先株の発行による調達資金の大部分は主にビットコインの追加購入に充てられ、一部はイールド戦略および社債の償還に充当されるという。
本稿執筆時点で、ビットコインは前日比1%上昇して8万8590ドル付近で取引されており、取引量は360億ドル、時価総額は1兆7600億ドル。直近の週間高値付近で推移している。