ストラテジー社は、1BTCあたり9万9856ドルという平均価格で約13億4000万ドルに相当する1万3390 BTCを購入し、ビットコイン保有量を大幅に拡大した。この購入は、同社がXの公式アカウントで発表したもので、購入期間は5月4日から5月11日までの1週間。ストラテジーにとって過去最大規模の週次ビットコイン購入のひとつとなった。
5月11日時点で、同社のビットコイン保有総量は56万8840 BTCに達しており、累計取得額は約394億1000万ドル、1BTCあたりの平均取得価格は6万9287ドルだ。1週間で1万3390 BTCの増加は、高い確信のもとビットコインを中核的な財務資産として積み増し続ける、同社の姿勢を如実に示している。
Strategy has acquired 13,390 BTC for ~$1.34 billion at ~$99,856 per bitcoin and has achieved BTC Yield of 15.5% YTD 2025. As of 5/11/2025, we hodl 568,840 $BTC acquired for ~$39.41 billion at ~$69,287 per bitcoin. $MSTR $STRK $STRFhttps://t.co/J75Id0Y4tF
— Strategy (@Strategy) May 12, 2025
今回の購入は5月5日に発表された購入報告に続くもので、その際には、ストラテジーは1895 BTCを1BTCあたり平均9万5167ドル、総額約1億8030万ドルで取得したことを明らかにしていた。その時点で、同社のビットコイン保有量は55万5450 BTC、平均取得価格は6万8550ドル、時価評価額は約380億8000万ドルだった。
ビットコイン保有量の増加に加えて、ストラテジーのBTCイールドのパフォーマンスも上昇している。5月4日時点で、同社は年初来リターンが14%であると発表していたが、そのわずか1週間後には15.5%へと上昇。この改善は、同社の戦略が奏功していることを示している。
先週開催された「Strategy World 2025」の「Bitcoin For Corporations」のトークで、ストラテジーの取締役会長であるマイケル・セイラー氏は、テクノロジー企業に向けて大胆な提言を行なった。自社株を買う代わりに、準備資産としてビットコインを購入すべきだと主張したのだ。
セイラー氏は、「マイクロソフトはこれから自社株買いをするが、ビットコインを買ったほうが10倍よい」と語った。彼はパフォーマンスデータを引き合いに出し、従来型の資本戦略に固執する企業は、大きな成長の機会を逃していると主張。過去5年間でマイクロソフトの株式は年平均18%のリターンを上げたが、ビットコインはそれをはるかに上回る年平均62%のリターンを記録していると指摘し、「資本コストをS&P500の14%とすれば、マイクロソフトはそれを4%上回っているが、ビットコインは48%も上回っている」と強調した。「ちなみに債券は5%下落しており、S&P500を19%下回っている」とも述べた。
ストラテジーの積極的なビットコイン購入ペースと高いBTCイールドは、ビットコインの長期的な可能性に対する強い信念を浮き彫りにしている。単なるリスクヘッジ手段としてではなく、同社はデジタル時代における企業財務の基盤資産としてビットコインを位置づけているのだ。