ノルディック地域を代表する暗号資産取引所およびデジタル資産プラットフォームであるNorwegian Block Exchange(NBX)は、同社のバランスシートにビットコインを追加したことを発表した。これはノルウェーにおいて、上場企業として初めてビットコインを財務戦略の一環として保有するという、国内における重要な節目を意味する。
🇳🇴 ノルウェー初!Norwegian Block Exchangeが上場企業として初めて#ビットコイン・トレジャリー企業に🙌
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同社は現在、6.0ビットコインを保有しており、6月中にはその保有量を10.0ビットコインまで増やす計画である。このビットコインは、NBXの主要株主から貸与されたものであり、MiCA(欧州暗号資産市場規制)に準拠したステーブルコイン「USDM」の発行に際して担保として使用される予定だ。NBXは、ビットコインおよびUSDMのエコシステムを活用して利回りを得ることを目指している。
「NBXは、このビットコインを売却することも、ショートポジションを取ることもない。また、LDAキャピタルとの最新のPOA(Purchase Option Agreement)通知に基づき、調達資金の一部を追加のビットコイン購入に充てる予定である」と同社は明言している。
NBXは現在、富裕層(HNIs)やファミリーオフィスなどと協議を行い、さらなるビットコイン購入のための資金調達を進めている。また、6月11日にはビットコイン・トレジャリー戦略に関するイベントを開催する予定だ。
「ビットコインは、世界の金融インフラにおいて重要な役割を担いつつある。このビットコイン保有により、業務効率の向上が見込まれるとともに、ビットコインへのエクスポージャーを求めつつも、ノルウェーの上場企業にしか投資できない機関資本を呼び込むことが可能になる」と述べた。
ビットコインを財務準備資産(トレジャリー・リザーブ・アセット)として導入する動きは、ここ1年で急速に拡大しており、今や世界規模で広がっている。これまでに、ビットコインをバランスシートに計上している企業や組織は214社に上る。
また、ブラジルのフィンテック企業Méliuzも、今年初めに同国初のビットコイン・トレジャリー企業となった後、5月15日に追加で1億6080万レアル(約3050万ドル)相当のビットコインを購入したと発表している。これにより、274.5BTCを平均価格10万3600ドルで取得したことになる。2カ月前の2400万レアルによる初期投資とあわせて、同社の保有量は320BTCとなり、企業としては世界で42番目に大きなビットコイン保有者となった。
JUST IN: 🇧🇷 Brazilian public company Méliuz becomes first Bitcoin Treasury Company in the country, buys $28.4 million #Bitcoin pic.twitter.com/6WnFqefy3L
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) May 15, 2025
Méliuzの創業者兼会長であるイスラエル・サルメン氏は、この取り組みが暗号資産に興味を持つ新たな投資家層の関心を集めたと述べている。同氏は「この戦略を通じて、株を買い始めた新しい人たちが非常に多かった。私たちは暗号資産コミュニティの注目を集めたが、これは株式市場の投資家層よりはるかに大きな市場である。現在、暗号資産に投資している人は約2000万人、株式市場は約500万人に過ぎない」と語っている。
このビットコイン投資は、Méliuzの取締役会によって承認されており、長期的なリターンに焦点を当てた新たな財務管理方針の一環である。同社はさらに、「ビットコイン戦略委員会」を設置し、今後の配分拡大や、ビットコインを主要な財務資産と位置づける可能性について検討を進めている。
サルメン氏は地元メディアに対し、ビットコインへの投資は現金準備を持つことへの「賢明な代替手段」だとし、「私たちはビットコインを長期的な価値の保存手段として捉えている」と述べている。
なお、Méliuzはブラジル国内で3,000万人以上のユーザーにキャッシュバックや金融サービスを提供している企業であり、今回の取り組みは、2021年に60億ドルあった時価総額が2億7,000万ドルまで減少した状況の中で、投資家の関心を再び喚起することも目的としている。