Home記事エルサルバドルとパキスタンの首脳、ビットコイン協議のため会談

エルサルバドルとパキスタンの首脳、ビットコイン協議のため会談

今週、エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領とパキスタンのビラル・ビン・サキブ暗号資産担当大臣が会談し、ビットコインのマイニング、戦略的備蓄、教育について協議した。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、パキスタンの暗号資産担当大臣のビラル・ビン・サキブ氏を迎え、グローバルなビットコイン協力の拡大に焦点を当てた会談を行なった。

公式声明によると、両首脳は、ビットコインのマイニングとエネルギー資源、戦略的なビットコイン準備資産の創設、自国におけるビットコイン教育の推進という3つの主要なテーマについて協議した。

エルサルバドルは2021年、世界で初めてビットコインを法定通貨として採用した国として歴史を築いた。以来、同国は「ビットコイン貯金箱」と呼ばれる政府主導の口座を立ち上げ、6240 BTC以上(4億ドル相当)を保有している。さらに、テカパ火山の地熱エネルギーを活用して2900万ドル相当のビットコインをマイニングしており、これは世界でも数少ない政府主導のグリーン・マイニング事業のひとつとなっている。

金融資産の保有にとどまらず、エルサルバドルは次世代への教育投資も推進している。今年4月、教育省は7歳から13歳までの生徒を対象に、ビットコインに焦点を当てたカリキュラム「What Is Money?(お金とは何か?)」を全国展開すると発表した。これは、「Mi Primer Bitcoin(私のはじめてのビットコイン)」や大学レベルの奨学金制度「CUBO+」と連動した教育推進プログラムの一環だ。

一方、パキスタンも政策転換を遂げている。今年3月、同国はビットコインおよび暗号資産の合法化と規制枠組みを構築する計画を発表し、グローバル投資を誘致する方針を明確にした。「パキスタンはもはや傍観者ではない。われわれは国際的な投資を誘致したいと考えている。なぜなら、パキスタンはコストが低く成長性の高い市場であり、人口の60%が30歳未満という若い国だからだ」と、サキブ氏は語った。

この会合の数週間前には、パキスタンの財務大臣であるムハンマド・オーランゼブ氏とサキブ氏はストラテジー社の取締役会長であるマイケル・セイラー氏と重要な会談を行ない、「ビットコインがパキスタン経済にどのような変革をもたらすか」を中心に議論している。

さらに、パキスタンは余剰電力をビットコイン・マイニングとAIデータセンターに活用する計画を発表しており、デジタルインフラの新たな拠点としての地位を確立しつつある。同国は最近、バイナンス社の創業者であるチャンポン・ジャオ氏を暗号資産の戦略アドバイザーに任命し、複数のマイニング企業とも交渉を開始している。

今年5月にラスベガスで開催されたビットコイン・カンファレンスで、サキブ氏は次のように宣言し注目を集めた。
「本日、パキスタン政府は政府主導によるビットコイン戦略的準備資産の設立を発表する。そして、このウォレット、つまり国家のビットコイン・ウォレットは、投機や話題づくりのためのものではない。われわれはビットコインを保有し、決して売却することはない」。

 

 

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