Home記事ブラックロックのビットコインETF「IBIT」、取引高が42億ドルに到達 ビットコイン価格は9万1000ドル超え

ブラックロックのビットコインETF「IBIT」、取引高が42億ドルに到達 ビットコイン価格は9万1000ドル超え

4月22日、ブラックロックが運用するビットコイン現物ETF「IBIT」の取引高が、過去最高の42億ドルを記録した。時を同じく、ビットコイン価格が過去1カ月の最高値となる9万1739ドルに達したタイミングとなった。

ブラックロック(BlackRock)のビットコイン現物ETF「iShares Bitcoin Trust(ティッカー:IBIT)」は、本日4月22日だけで42億ドルという圧倒的な取引高を記録した。これは、ビットコイン価格が3月上旬以来初めて9万1000ドルを超えたことと連動している。市場データを配信する「Barchart」によると、IBITの取引株数は8109万8938株に達し、取引終了時の価格は1株あたり52.08ドルとなった。

今回のETF取引の急増は、ビットコイン価格が「Bitbo」のデータで9万1739ドルに達した同日に発生した。この価格水準は、4月8日に記録された7万5603ドルの直近安値からの大幅な反発を示しており、強い上昇モメンタムが市場に戻ってきていることを示唆している。特に、現物ETFのような機関投資家向け商品からの買い圧力が強まっているとみられる。

なお、フィデリティ(Fidelity)が運用するビットコイン現物ETF「FBTC」も、4億2517万ドルという高水準の取引高を記録。また、グレースケール(Grayscale)の「GBTC」は2億5091万ドル、アーク・インベスト(Ark Invest)のETFは1億7000万ドル、ビットワイズ(Bitwise)のファンドは1億2000万ドルの取引高を記録している。

同日、ブラックロックのIBITはナスダック指数との比較においても過去最高値を記録した。これは、同ファンドとビットコインに対する投資家の信頼と勢いが着実に高まっていることを示す重要なマイルストーンといえる。

本日のように、BTC価格の急騰と同じくして取引量が急増する局面では、しばしば強い資金流入(インフロー)を伴う。ただし、今回のETFの正確な資金流入・流出(インフロー/アウトフロー)の公式データは、資産運用会社が情報を公表する今晩遅くまで判明しない見通しだ。

ビットコインの価格が上昇トレンドを継続し、ETF商品が高水準の取引量を維持するなかで、市場の動向はもはや投機的な動きだけでは説明できない状況にある。現在の市場は、企業や機関投資家の実需に基づく動きによって、より根本的な変化を遂げつつある。特に現物ETFのような規制された金融商品の場合、企業による採用の流れによってその影響力がさらに強まっている。

ETFを通じた機関投資家の関心に加え、上場企業によるビットコインの準備資産化が進んでいることも注目に値する。マイケル・セイラー氏率いるストラテジー(Strategy)社は、積極的なビットコイン取得を継続しており、直近では6556 BTCの追加購入を発表している。また、医療テクノロジー企業のセムラー・サイエンティフィック(Semler Scientific)社もこの流れに加わっており、保有量は1100 BTCを超え、さらに5億ドルの資金調達を申請済みだ。さらに、米ゲーム小売大手のゲームストップ(GameStop)社も「プロジェクト・ロケット(Project Rocket)」と称したビットコイン備蓄戦略に向けて15億ドルを調達、市場参入を準備しているようだ。

ETF市場の活況と企業による導入の拡大は、相互に作用しながらビットコイン価格の上昇を後押しする強力なフィードバックループを形成している。本日のETF取引に関する最終的なインフローデータは22日夜に明らかになるが、上場企業によるバランスシート戦略や機関投資家の買いが合流することで、ビットコインは投資資産としてだけでなく、長期的な価値の保存手段としての地位をますます確立しつつある。

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