ソロモン・ブラザーズとキャクストン・アソシエイツの元トレーダーで、3月14日にビットコインが8万4000ドルまで急騰すると正確に予測したジョシュ・マンデル氏は、前例のない機関投資家の買いによって、ビットコイン価格が44万4000ドルに達するとの予測を再確認した。マンデル氏は以前に「44万4000ドルが最終到達点だ」と記している。
最近のXの投稿で、マンデル氏は、過去1年間でトレーディングポートフォリオが200万ドルから2300万ドル以上に増加したことを述べ、ビットコインが44万4000ドルへの軌道に乗るという確信を改めて表明。最新の発言は、企業の財務部門がビットコインを積極的に買い増しているなかで投稿された。また、彼はビットコインが44万4000ドルに向かう前、3月に8万4000ドルに達すると予測している。
Pool tables covered with luxurious green
Each game lasts a month, know what I mean
Since the launch from 84k, we’re keeping it real
Running the tables is the art of the deal.
Green months will follow just like before
Until we have reached the four forty four pic.twitter.com/9m4uDrg8XO— Josh Man (@JoshMandell6) July 27, 2025
マンデル氏の予測は、機関投資家によるビットコイン購入の波が続くなかで信憑性を増しつつある。過去1週間で、ストラテジー社はビットコインをさらに購入するために、STRC優先株のIPOを通じて25億ドルを調達。MARA Holdings社はビットコイン購入を主な目的とした9億5000万ドルの転換社債を発行。一方、日本のメタプラネット社は780 BTC(9250万ドル相当)を追加購入。
企業はもはや様子見ではなく、本腰を入れてビットコイン・トレジャリー戦略に取り組んでいる。ストラテジーの60万7770 BTC保有からMARAの購入計画に至るまで、前例のない機関投資家の需要の高まりがみられている。
TDコーエンのアナリストは、ストラテジー単独で株式希薄化を伴わずに1万7000 BTCを追加購入できると指摘。他の企業も急速にこれに追随している。企業によるビットコイン保有総額は現在1000億ドルを超えており、毎週のように新規参入企業が現れている。
こうした機関投資家の力の結集を考慮すると、44万4000ドルへの道筋はますます現実味を帯びてきている。ブラックロック社の先駆的なビットコインETF(上場投資信託)は、昨年1月の開始以来、すでに39万 BTC以上を蓄積しており、最近のSECの提出書類によると、すべての現物ETFプロバイダーへの流入が加速しているようだ。マイケル・セイラー氏のストラテジーによる積極的な備蓄戦略と相まって、機関投資家の需要がビットコインの限られた供給量に前例のない圧力をかけている。
ETFの普及拡大、ビットコイン・トレジャリー企業の積極的な購入、Coinbaseのような企業によるカストディインフラの改善により、機関投資家の参入に対する従来の障壁は取り除かれた。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が年末までに金融緩和策に転換する可能性が高いことを考慮すると、マクロ経済の環境はマンデル氏の主張を強く裏付けている。
マンデル氏の実績は、彼の予測に信憑性を与えている。彼の専門知識は、1990年代の激動期におけるウォール街の大手企業での勤務を含む、数十年にわたる機関投資家としてのトレーディング経験に基づいている。マンデル氏は、テクニカル分析に頼るのではなく、市場への鋭い直感とマクロ経済の理解こそが自身の予測に正確性をもたらすと説明している。
現在、ビットコインは11万9000ドル付近で取引されており、先週の11万5000ドルへの一時的下落から回復。暗号通貨市場全体の時価総額は、機関投資家の関与の増加に支えられ、4兆ドル超に回復した。
本稿執筆時点で、ビットコインは11万8930ドルで取引されており、市場は企業によるビットコイン採用の最新動向を消化している。マンデル氏の大胆な予測が前回のように正確かどうかはまだわからないが、ひとつ確かなことは、機関投資家のビットコイン需要に減速の兆しはみられないということだ。