Home記事アンソニー・ポンプリアーノ、ビットコイン・トレジャリー企業として過去最大の資金調達と10億ドル規模の合併を発表

アンソニー・ポンプリアーノ、ビットコイン・トレジャリー企業として過去最大の資金調達と10億ドル規模の合併を発表

ProCap Financialはビットコイン・トレジャリー戦略を掲げ、これまでに7億5000万ドル以上の資金を調達してきた。ビットコインを準備資産とする公開企業の初期資金調達ラウンドとしては、過去最大規模となる。

アンソニー・ポンプリアーノ氏は、コロンバス・サークル・キャピタル(Columbus Circle Capital Corp.:CCCM)社との特別目的買収会社(SPAC)取引を通じて、ProCap Financial(プロキャップ・ファイナンシャル)社を設立する10億ドル規模の合併を発表した。この取引は、上場ビットコイン・トレジャリー企業による資金調達として史上最大規模で、5億1650万ドルの株式と2億3500万ドルの転換社債発行によって遂行された。

ProCap Financialは、取引完了後に最大10億ドル相当のビットコインをバランスシートに計上する予定だ。同社は、機関投資家を主な対象としたビットコイン関連金融戦略を通じて収益を得る計画である。

ポンプリアーノ氏は、「従来の金融システムはビットコインによって変革されつつある」と述べたうえで、「洗練された投資家の間で“ビットコイン・ネイティブ”な金融サービスの需要が高まっているが、ProCap Financialはその需要に応えるための解決策だ。当社はバランスシート上でビットコインを保有するだけでなく、リスクを抑えた運用によってビットコインから収益と利益を生み出すプラットフォームを構築していく」と語った。

この取引構造により、Magnetar Capital、Woodline Partners LP、Anson Funds、Blockchain.comといった投資家は、即時にビットコインへのエクスポージャーを得ることができる。

ProCap Financialは、正式な契約締結から15日以内にビットコインを購入し、取引完了までは資産をカストディに預けると発表している。なお、今回の転換社債は130%の転換レート、無利息、最長36カ月の満期条件で発行され、現金またはビットコインで2倍相当の担保が設定される。

この取引は、米証券取引委員会(SEC)の承認および通常のクロージング条件を前提としており、2025年末までの完了を見込んでいる。また、CCCM株主の承認とS-4登録届出書による規制当局の審査も必要となる。

CCCMのCEOであるゲイリー・クイン氏は、「私たちは最初から、変革をもたらす組織を築くことのできるプラットフォームやリーダーとの提携を目指していた。ProCapとアンソニー・ポンプリアーノに出会い、その目標が実現したと確信している。アンソニーは、革新的な投資家・起業家であり、そして、ビットコイン・エコシステムの初期からの提唱者だ。その深い専門知識と揺るぎない信念は、急速に進化する業界の変革をさらに加速させるだろう」と語った。

ポンプリアーノ氏はこれまで一貫して、ビットコインを価値の保存手段として位置づけてきた。最近のインタビューでも「人々は、将来価値が上がるもの、つまりビットコインを貯蓄し、保持している」と述べている。対照的にステーブルコインは価値下落が予測されるため使用されると指摘し、ビットコインは長期的に価値が上昇する資産であるという見解を示した。

機関投資家からの支持は、ポンプリアーノ氏がこれまで行なってきた市場予測とも一致する。例えば2023年9月には、機関投資家の参入拡大やETF承認の可能性を背景とするビットコイン強気相場の到来を予測していたが、その後ビットコイン価格は大きく上昇し、注目度も高まったことで、彼の見立ては的中したかたちとなった。

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