ビットコインに特化した事業を展開するBlock社が、米国における銀行免許を申請した最新の企業となった。
9月9日、SquareやCash App、Bitkeyを運営する同社は、銀行業務と信託業務を担う「Builders Bank & Trust, NA」の設立に向けて、米通貨監督庁(OCC)に申請書を提出したと発表した。
今回の申請によって、Blockは、OCCからすでに条件付き承認を受けた、あるいは、まだライセンスの承認を待っているデジタル資産関連企業の長いリストに加わることになる。この銀行免許が正式に承認されれば、申請企業は資産のカストディ(保管・管理)や顧客資金の移動など、一定の銀行業務を行なう権限を得ることができる。
米決済企業Block(旧Square)が「Builders Bank & Trust」の設立を米通貨監督庁(OCC)に申請。
承認されれば、ビットコインやステーブルコインを対象に、連邦規制下でカストディおよび受託者サービスを提供します 👀
(詳細は画像ALTにて) pic.twitter.com/0yHETt4Ej3
— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) September 9, 2026
Builders Bankの社長兼CEOに就任予定のリー・ウーリー氏は声明で、「 Blockがデジタル資産分野で培ってきた経験、Square Financial Servicesでの実績、そして、当社に結集したチームの豊富な銀行業務の専門知識を基盤として、Builders Bankは、より広範な経済的エンパワーメントというBlockのヴィジョンを支えるのに非常に適した立場にあると確信している」と述べた。
Blockによると、この免許申請が承認された場合、 Builders BankはOCCの監督下で連邦政府の規制を受ける国法信託銀行として運営され、ビットコインやステーブルコインを含む資産のカストディおよび関連する受託者サービスを提供する予定だという。
ちなみに、Coinbase社、Circle社、Crypto.com社、Paxos社など、複数の大手暗号資産企業がすでに条件付き承認を受けている。
また、ドナルド・トランプ大統領が支援する分散型金融(DeFi)プロトコルのWorld Liberty Financialも、今年に入って承認を受けている。
Blockの創業者兼CEOのジャック・ドーシー氏は、ビットコイン・マキシマリスト(至上主義者)として知られ、最大かつ最古の暗号資産であるビットコインを日常的に使われる通貨にするべく推進してきた。
昨年、ドーシー氏が開発したPOS(販売時点情報管理)製品であるSquareは、米国での利用資格をもつ数百万の中小企業を対象に、ビットコイン決済の受け入れを開始した。導入時の設定はいっさい不要で、決済時に取引額が即座にドルへ換算される仕組みになっている。
