ビットコインおよび暗号資産プラットフォームのKraken(クラーケン)は、ユーザーが300種類以上の法定通貨とデジタル資産(ビットコインを含む)を使って、「支払う」「送る」「貯める」ことのできる、手数料ゼロのオールインワン型グローバルマネーアプリ「Krak(クラック)」を正式にローンチした。銀行業務、決済、暗号資産の利点をひとつのUX(ユーザー体験)に統合するこのアプリは、ビットコインなどの価値の移動と管理の在り方を再定義することを目指している。
Introducing @Krak. The money app for people who want more.
More ways to pay
More freedom to send
More opportunities to grow
More rewards and money in your pocketGet Krak 👇https://t.co/iGnDkIQmVb pic.twitter.com/fwac24S2XR
— Krak (@Krak) June 26, 2025
「私たちがKrakアプリを開発・ローンチしたのは、過去の仕組みに縛られてきた金融システムを変えるべき時が来た、と考えたからだ。Krakを通じて、グローバル経済でもっとも重要なレイヤー、つまり人々がどのようにお金を移動させ使うのかという仕組みを再構築するために、私たちは大胆な一歩を踏み出すことになる」と、Krakenの共同CEOであるArjun Sethi(アルジュン・セティ)氏は「Bitcoin Magazine」宛のプレスリリースで述べている。
Krakのユーザーは、銀行口座情報もウォレットアドレスもなし、パーソナライズされた「Kraktag」だけで、110カ国以上に即時のピア・ツー・ピア送金ができる。また、300種類以上の資産をひとつのアプリ内で管理でき、ステーブルコインのUSDGの残高で最大4.1%、その他のデジタル資産では最大10%の報酬が得られる。サブスクリプション契約や資産のロックアップも不要だ。
今後、Krakは世界中の加盟店での利用に対応したフィジカルおよびバーチャルのデビットカードを導入し、融資やクレジットサービスへと展開していく予定。セティ氏は、「基本的な金融サービスには誰もがアクセス可能であるべきであり、お金は情報と同じくらい簡単に移動可能であるべき。私たちはそう信じている。Krakは、まだ始まりに過ぎない」と付け加えた。
6月25日のMiCA(暗号資産市場規制)ライセンスの承認を受けて、Krakenは欧州経済領域(EEA)30カ国全体における、規制下でのビットコインのサービス拡充に確かな道筋を得た。これによって、Krakenはユーロ建てビットコイン市場での存在感を一層強化し、Krakのようなプロダクトを明確な合法性をもって欧州全体に展開できる立場となった。
今年4月、Krakenはマスターカードと提携。1億5000万以上の加盟店でビットコインによる支払いを可能にし、日常の商取引におけるビットコインの実用化に強くコミットしていることを示した。Krakのローンチにより、Krakenはそのヴィジョンをさらに強化し、ビットコインを「保有するだけの資産」ではなく、「日常的に使える実用的なツール」として位置づけることで、グローバルな普及を加速させようとしている。