Strike(ストライク)の共同創業者兼CEOであるジャック・マーラーズ(Jack Mallers)氏は、新たに設立されるビットコインネイティブ企業「Twenty One Capital, Inc.(トゥエンティワン・キャピタル)」の共同創業者兼CEOに就任した。同社は、Cantor Equity Partners(キャントール・エクイティ・パートナーズ)とのSPAC(特別買収目的会社)合併を通じて、株式公開を目指している。トゥエンティワン・キャピタルはティッカーシンボル「$XXI」での上場を予定しており、発足時には4万2000 BTCを超える初期トレジャリーを有する見通しだ。企業としては世界第3位のビットコイン保有量となる。
Twenty One plans to trade under $XXI and plans to start with a Bitcoin Treasury of 42,000 BTC – It compares itself directly with Strategy pic.twitter.com/0Wd6ebTbrI
— NLNico (@btcNLNico) April 23, 2025
テザー(Tether)とソフトバンクの支援を受けて誕生したトゥエンティワン・キャピタルは、「一株あたりのビットコイン保有量を最大化すること」と「上場企業という構造を通じて投資家にビットコインへの直接的なエクスポージャー(価格連動性)を提供すること」を明確なミッションとして掲げ、市場に参入する。
4月23日夜、「フィナンシャル・タイムズ」紙は「このコンソーシアムは、複数のパートナーから数十億ドル規模の暗号資産を吸収し、その資金を用いてストラテジーの成功を再現しようとしている」と報じた。
「市場が効率的に資本を配分するには、価値を測定するための信頼できる貨幣が必要だ。われわれはビットコインこそがその答えだと信じており、トゥエンティワンはその答えを公開し市場にもたらす手段だ。われわれの使命はシンプルだ。ビットコインという、現代でもっとも価値のある金融機会において、もっとも成功した企業になること。市場に勝つのではなく、新たな市場を築く。ビットコイナーによって、ビットコイナーのためにつくられる上場企業だ」と、ジャック・マーラーズ氏は語った。
トゥエンティワンは、PIPEファイナンスおよび転換社債を通じて5億8500万ドルの資金を調達して始動する予定で、その資金はビットコインの追加購入と事業運営全般に充てられる。なお、同ベンチャーの共同創業者であるテザーは、PIPE調達額と同額のビットコインを取引完了前に取得することをすでに約束している。
テザーのCEOであるパオロ・アルドイーノ(Paolo Ardoino)氏は、「ビットコインは、真に分散型で、不変性があり、検閲耐性をもつ数少ない資産のひとつだ。そのため、次世代金融システムの基盤としての役割はもはや避けられない」と述べ、「ジャックが指揮を執るこの取り組みを支援できることを誇りに思う。ビットコインの普及をさらに推進し、価値の保存手段としての役割をいっそう強化していく。当社は常にビットコインの支配力と実用性を高める取り組みを支援してきた。トゥエンティワンは、投機よりも蓄積を優先する“ビットコイン・ファースト”のアプローチを採用し、ビットコインの本質を理解する人々のために長期的価値を築いてゆく」と続けた。
トゥエンティワンは、金融商品とビットコイン中心のメディアという二本柱の事業戦略を掲げ、ストラテジー(旧マイクロストラテジー)のモデルをより広範なプラットフォーム「ビットコイン・ネイティブ・イノベーション」へと発展させることを目指している。この事業には、新たな資本市場商品、貸付モデル、そして株主向けのプロ・ビットコイン・コンテンツの提供が含まれる。