H100グループ社は、長期的な財務戦略の一環としてビットコインを準備資産に採用したことを発表し、スウェーデンで初となる上場ヘルステック企業としての地位を確立した。同社は今回、合計4.39 BTCを500万ノルウェークローネで購入したと明らかにしている。
ストックホルムを拠点とするH100グループは、医療機関向けにAIによる自動化技術やデジタルソリューションを提供している企業で、2025年に入ってビットコインをバランスシートに加える上場企業の仲間入りを果たした。購入は1 BTCあたり平均113万8737ノルウェークローネで実行された。
JUST IN: 🇸🇪 H100 Group buys 4.39 BTC and becomes Sweden’s first publicly listed #Bitcoin treasury company. pic.twitter.com/pNXe9XT2a7
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) May 22, 2025
H100グループのCEOであるサンダー・アンデルセン氏は、「今回のビットコイン購入は、ビットコインを財務資産として保有するテック系成長企業が増加している流れを受けたものだ」と述べたうえで、「ビットコイン・コミュニティに色濃く根付いた『個人の主権』という価値観は、H100が構築しているプラットフォームの顧客やコミュニティとも親和性が高く、強く訴求するものと確信している」と語った。
発表は、2025年初頭から加速している企業のビットコイン導入ラッシュのなかで行なわれたものであり、すでにTwenty One Capital社やStrive社といった複数の上場企業が、相次いでビットコイン・トレジャリープログラムを発表している。
H100グループは、ビットコイン購入が同社の中核事業であるヘルスケアと長寿産業の運営にはいっさい影響しないことを強調。今回の投資は、余剰資金を戦略的に活用し、財務基盤を強化する狙いで実施されたものであり、「個人の主権」という企業価値とも合致する判断だと説明している。
この動きは、企業が従来の現金準備だけに依存せずに保有資産の多様化を図るという、より広範な財務戦略の変化を象徴している。
本稿の執筆時点で、ビットコインは1 BTCあたり11万1108ドルで取引されており、過去24時間で1.28%上昇した。機関投資家による導入が進むなかで、市場の勢いはさらに増している。また、今回の発表を受けて、H100グループの株価はNGMノルディックSME取引所で1.37%上昇し、終値は0.89スウェーデンクローナとなった。