ビットコイン価格の週間見通し
ビットコイン価格は先週、11万5333ドルで週を終え、11万8000ドルの抵抗水準を突破できなかった。3週連続の上昇を経て、ビットコイン強気派はついに勢いを失い、FRBの利下げも11万8000ドル突破には至らなかった。
米連邦準備制度理事会(FRB)は予想どおり25ベーシスポイントの政策金利引き下げを実施し、市場を週末にかけて押し上げた。しかし、それでも十分ではなかった。ビットコイン価格はFRBの発表を受けた木曜日に11万8000ドルを目指して上昇したが、この重要な抵抗線手前で押し戻された。
日曜日の週足終値では「シューティングスター・ドージ(流れ星型の十字線)」が出現し、今週に向けた価格行動の反転を示唆している。3週間続いた強気派の上昇に対し、弱気派がついに介入しビットコインの上げ幅を制限した形だ。今週は弱気派が再び力を強め、直近のサポート水準を試すべく価格を押し下げにかかる可能性がある。
現在の主要サポートおよびレジスタンス水準
下方向では、まず1つ目の重要なサポート水準として11万1300ドルが注目される。ビットコインはすでに日曜夜の大幅な売りでその水準に迫っていた。11万1300ドルを下回った場合、次に意識すべきは今週時点で10万9500ドル付近に位置する21日移動平均線(EMA)である。この21日EMAを終値で割り込むならば、10万7000ドルの安値が維持される可能性は低く、10万5000ドルが次なるサポートとして機能する展開が想定される。
一方、日曜夜には11万3800ドルのサポート水準をビットコイン価格が一気に下抜けた。ただし今週は、この水準を終値ベースで再び上回ることで、強気派が勢いを取り戻す可能性に注目したい。その上のレジスタンス水準は11万5500ドルにあり、ここをサポートとして確立できれば、再度11万8000ドルという重要な抵抗水準への挑戦が見込まれる。
今週の見通し
ビットコインは日曜夜の週足終値直後に大きな売りを受け、価格は一気に11万1800ドルまで下落した。
この動きを見るには2つの解釈がある。ひとつは、このような急激な価格調整は強気環境でよく起こるため、すでに今週の安値を付けた可能性があり、今後は週の残りでさらなる強気の値動きが期待できるという見方である。もうひとつは、これは新たな下落トレンドの始まりにすぎず、今後1日ほどで安値からわずかに反発した後、週末にかけて再び弱気の値動きが続くというシナリオである。
したがって、今週を強気バイアスで維持するには、ビットコイン価格が11万3800ドルを再び回復する必要がある。一方、弱気派は価格を11万1300ドルのサポート水準を割り込ませることで、弱気バイアスを確固たるものにしようとするだろう。
市場センチメント:弱気 — シューティングスター・ドージ(流れ星型の十字線)によって11万8000ドルを拒絶されたことで、当面は弱気派が主導権を握っている。
今後数週間の見通し
ビットコイン価格の値動きを今後数週間のスパンで見れば、週足チャート上でより高い安値を形成できるかどうかが焦点となる。もし価格が10万7000ドルの安値に到達する前に反転することができれば、強気派は「より高い安値」を獲得し、再び弱気派から主導権を奪うチャンスを得るだろう。
一方で、MACDオシレーターは8月末に弱気クロスをして以来、依然としてやや弱気のポジションにある。この状況は、ビットコイン価格を抑制する上で弱気派を支援する要因となる。ただし、今後数週間のうちにMACDが再び強気クロスを示せば、強気派はさらなる勢いを得て、11万8000ドルの抵抗水準を突破する助けとなるだろう。
用語解説
強気派(Bulls/Bullish):価格が上昇すると予想して買いに回る投資家やトレーダーのこと。
弱気派(Bears/Bearish):価格が下落すると予想して売りに回る投資家やトレーダーのこと。
サポート/サポート水準(Support or support level):資産価格が下げ止まると考えられる水準。一般的に最初は価格を支えるが、何度も試されるほど弱まり、最終的に維持できなくなる可能性が高まる。
レジスタンス/レジスタンス水準(Resistance or resistance level):サポートの逆で、価格の上昇を抑える水準。こちらも複数回試されると弱まり、突破されやすくなる。
指数平滑移動平均線(EMA: Exponential Moving Average):直近の価格により大きな比重を置く移動平均線。単純移動平均線(SMA)よりも遅行性が抑えられ、より敏感に価格動向を反映する。
オシレーター(Oscillators):時間とともに変動するテクニカル指標で、通常は一定の範囲内を上下動する。低水準は売られ過ぎ(オーバーソールド)、高水準は買われ過ぎ(オーバーボート)を示す。代表的なものに相対力指数(RSI)や移動平均収束拡散指標(MACD)がある。
MACDオシレーター(MACD Oscillator):移動平均収束拡散指標。2本の移動平均線の差を用いて、価格トレンドとモメンタム(勢い)を示すテクニカル指標である。