9月17日、米連邦準備制度理事会(FRB)は0.25%の利下げを行ない、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを4.00%〜4.25%に引き下げた。FRBにとって数年ぶりとなるこの利下げは、市場で広く予想されていたもので、雇用の鈍化や米国経済の下振れリスクの高まりに対する懸念を反映している。
🇺🇸 FRB、利下げを0.25%実施。 pic.twitter.com/j8C6y5zLPC
— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) September 17, 2025
連邦公開市場委員会(FOMC)は声明で、「最近の指標は、今年前半の経済活動の成長が鈍化したことを示している。雇用の伸びは鈍化し、失業率はわずかに上昇したものの、依然として低水準にある。インフレ率は上昇し、いくぶん高止まりしている」と指摘した。
FRBは最大雇用と物価安定という二重の使命を強調したが、「経済見通しに関する不確実性は依然として高いこと」と「雇用に対する下振れリスクが高まっていること」を認めた。
25ベーシスポイント(0.25%)の利下げ決定は、ジェローム・パウエル議長を含む11人の委員の支持を得た。一方、スティーブン・I・ミラン委員は、より大幅な50ベーシスポイント(0.50%)の利下げを主張し反対票を投じた。
ビットコインはFRBの利下げに反応
Bitcoin Magazine Proのデータによると、利下げ発表を受けて、ビットコイン(BTC)はわずかに上昇し11万6000ドルを上回った。この動きは、金融緩和政策がビットコインなどの暗号資産を含むリスク資産を下支えする可能性があるという投資家心理を反映している。
市場アナリストたちは、ビットコインの素早い反応を、マクロ経済に敏感な資産としての役割が高まっている証拠だと指摘。S&P500とナスダックが小幅な上昇にとどまった一方で、ビットコインの価格急騰は、金融緩和への期待感からデジタル資産が不釣り合いなほど大きな恩恵を受ける可能性があることを浮き彫りにした。
政策見通し
FRBは、さらなる調整は今後のデータ次第であると強調。「フェデラルファンド金利の誘導目標レンジの追加調整を検討するにあたり、委員会は今後のデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」と、声明には記されている。
FOMCはまた、国債や住宅ローン担保資産の保有を引き続き削減することで、量的引き締めを継続する姿勢を改めて確認した。
ブルームバーグによると、今後については、インフレが引き続き緩和し、労働市場がさらに弱まる場合、トレーダーは追加利下げの可能性を織り込み始めているようだ。パウエル議長は、17日に予定されている記者会見で、FRBの見通しについてさらに詳しく説明すると予想される。
TRADERS ADD TO BETS ON AT LEAST ONE MORE FED RATE CUT THIS YEAR
— *Walter Bloomberg (@DeItaone) September 17, 2025
この最新の動きによって、中央銀行は金融緩和への慎重な転換を示した。ビットコインに関しては、今回の反応は、デジタル資産がFRBの金融緩和に向けた最初のステップの恩恵をいち早く享受する資産となる可能性を示唆している。
