民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員が、CLARITY法案の草案を強く批判し、同法案は犯罪者やカルテルによる資金移動を可能にすると主張した。
ウォーレン氏は米国時間の水曜日、X上の動画声明で、この法案が成立すればドナルド・トランプ大統領が暗号資産を通じて利益を得られるようになるとほのめかした。
議員たちは現在、デジタル資産の規制枠組みを定めることを目指すCLARITY法案の最新草案を検討している。最新草案は、公職者とその家族が暗号資産を発行または宣伝することを禁じている。
「この最新の草案は、犯罪者、そう、カルテルやテロリストが資金を動かし、その活動資金を調達することをより容易にする。そして投資家やわれわれの金融システムを守れていない」とウォーレン氏は動画で述べた。
The new draft of the Senate GOP crypto bill does nothing to stop President Trump from making his next $1.4 billion from crypto.
It’ll supercharge Trump’s crypto corruption.
This bill should be dead on arrival. pic.twitter.com/HuNY52n3ex
— Elizabeth Warren (@SenWarren) July 22, 2026
上院共和党の暗号資産法案の新たな草案は、トランプ大統領が暗号資産で次の14億ドルを稼ぐのを何ら止められない。トランプ氏の暗号資産をめぐる汚職を加速させるものだ。この法案は、審議入りする前に廃案にすべきだ。 ——エリザベス・ウォーレン(@SenWarren)2026年7月23日
「これは本会議での採決にかけられる。そこには見過ごせない抜け穴がある。ドナルド・トランプ氏が大統領の地位を利用して金儲けすることを、止められないのだ」
「これは規制ではない。ただの利益供与だ。この法案は、審議入りする前に廃案にすべきだ」とウォーレン氏は付け加えた。
ただし、Xの利用者はウォーレン氏の動画に注釈を加え、上院共和党の最新草案には、連邦政府の高官がデジタル資産を発行または後援することを禁じる倫理規定が含まれていると指摘した。
トランプ大統領の暗号資産事業
ウォーレン氏は長らく暗号資産に批判的で、当初は、税を逃れる暗号資産利用者によって毎年数十億ドルが失われていると主張していた。
最近では、トランプ一家の主要な暗号資産事業に対する調査を求めている。
トランプ大統領は暗号資産業界を後押しすることを公約に掲げて選挙戦を戦ったが、ワシントンの一部の議員は、トランプ一家がデジタル資産事業——共和党員である同氏のミームコイン「TRUMP」やワールド・リバティ・フィナンシャルのプロジェクトなど——で利益を得てきたやり方を批判してきた。
トランプ氏とホワイトハウスは、利益相反を一貫して否定してきた。
CLARITY法案の最新の動き
上院共和党は今週、本会議での採決の可能性をにらんで、法案の新たな条文を回覧し始めた。
米国の銀行業界の代表者、規制当局、そして暗号資産業界の大物たちは昨年から、CLARITY法案の策定に向けてホワイトハウスで会合を重ねてきた。
同法案は下院を通過したが、銀行業界幹部は、ステーブルコインと、それが顧客に支払う可能性のある利回りをめぐって懸念を示した。
銀行業界の代表者は、企業がステーブルコインに報酬を支払うことを認められれば、預金基盤を失い、ひいては米国の企業に融資する能力を失いかねないと警告してきた。
米国時間の木曜日には、ゴールドマン・サックスの会長兼CEOであるデービッド・ソロモン氏が、大手銀行家として初めてこの法案への支持を表明した一人となった。