2025年の金(ゴールド)の大幅な上昇は投資家の注目を集めており、著名なエコノミストで市場調査のベテランであるエド・ヤルデニ氏は金を「新たなビットコイン」と称している。
ヤルデニ氏は、地政学的な不確実性が高まるなか、安全資産としての金はビットコインを上回っていると主張した。
ヤルデニ氏は、「ビットコインは『デジタル・ゴールド』と呼ばれてきたが、われわれは金を『フィジカル・ビットコイン(物質的なビットコイン)』と呼ぶことになる」と語り、ビットコインの歴史の浅い実績やリスク志向の性質と比較して、金の歴史的な信頼性を強調した。これはCNBCが報じた10月15日付のヤルデニ・リサーチ社のレポートに記されている。
数字も彼の主張を裏付けている。金は年初来で約60%上昇しているのに対して、ビットコインの上昇率は約20%にとどまっている。ここ数週間では、金が約4%上昇する一方で、ビットコインは9%下落し、ナスダックもほぼ1%下落している。
現在、金の価格は1オンスあたり4200ドルを超えている。1年前はおよそ2600ドルだった。
本日15日の金価格の急騰は、大豆やその他のコモディティをめぐる長年の緊張を背景に、ドナルド・トランプ大統領が食用油の輸入禁止を含め、対中国貿易をめぐる「報復」を示唆したことが一因となっている。
この緊張の高まりが、米国経済の不確実性を高め、安全資産としての金の需要を押し上げている。
ヤルデニ氏「ビットコインは流動性の逼迫に直面」
ヤルデニ氏は、ビットコインの下落は流動性の逼迫によるものとし、レバレッジポジションの最近の清算額は190億ドルほどで、一部で自動的なデレバレッジと市場スプレッドの拡大を余儀なくされたと語っている。
対照的に金は、トランプ大統領が中国に対して100%の関税を課すことを示唆した後、地政学的なヘッジとしての役割を反映して上昇した。
ヤルデニ氏は、金価格が2026年に5000ドルを突破し、2030年末までには1万ドルに達する可能性があると予測している。
「高まる地政学的リスクから身を守ろうとする投資家たちは、金や銀を求めて山へ向かっている」と、彼は述べている。
JUST IN: The #Bitcoin Fear and Greed Index is now back at “Fear” 👀
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— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) October 15, 2025
ビットコインは今週、12万6000ドルを超える史上最高値を記録した後、ここ数年でもっとも激しい市場調整のひとつを経て、11万1000ドル付近で落ち着いている。史上最高値への上昇は、機関投資家の需要回復、実質利回りの低下、そして、投資家が金融緩和から資産を守る手段として採用を拡大している「デベースメント・トレード(通貨価値下落に備えた取引)」の広がりによって牽引された。
この回復は、レバレッジポジションが190億ドル以上も吹き飛び、連鎖的なマージンコールで160万人以上のトレーダーが清算を余儀なくされた苛酷な週末の後に訪れた。
市場の混乱にもかかわらず、長期保有者は動じず、「Coin Days Destroyed」などの指標は、売却の大部分が損失を抱えて投げ売りした新規参入者によるものであることを示している。ハッシュレート、トランザクション処理量、アクティブアドレスなど、ビットコインのファンダメンタルズは依然として上昇傾向を維持している。