Home記事キャンターフィッツジェラルド、ブロックストリーム創業者のアダム・バックと40億ドルのビットコイン取引に合意

キャンターフィッツジェラルド、ブロックストリーム創業者のアダム・バックと40億ドルのビットコイン取引に合意

ブロックストリームとアダム・バックは、3万 BTCをキャンターフィッツジェラルドに出資する予定だ。

「フィナンシャル・タイムズ」紙は7月15日、キャンターフィッツジェラルド社が数十億ドル相当のビットコイン取得を目的とした40億ドル規模のSPAC取引を目前に控えていると報じた。これは、ウォール街関連の企業によるビットコインおよび暗号資産の購入としては過去最大規模となるだろう。

この取引には、1月に2億ドルを調達したブランクチェック企業であるCantor Equity Partners 1とブロックストリーム社の創業者アダム・バック氏が関与している。バック氏は業界のパイオニアであり、彼の考案したHashcashプルーフ・オブ・ワークシステムはビットコイン・ブロックチェーンのセキュリティの基盤となっている。彼は、Cantor Equity Partners 1に最大3万 BTC(30億ドル以上に相当)を出資する予定だ。

このブランクチェック企業は、ビットコインの購入拡大のために最大8億ドルの外部資金調達も計画しており、取引総額は40億ドルを超える見込みだ。バック氏とBlockstream Capitalは、ビットコインと引き換えにCantor Vehicle(BSTR Holdingsに改名予定)の株式を受け取る。

「関係者は、早ければ今週中にも合意に達する可能性があるが、条件はまだ変更される可能性もあると語った。もし今後数日中に成立すれば、共和党議員が『クリプト・ウィーク』と呼ぶ、デジタル通貨関連法案を議論する時期と重なることになる」と「フィナンシャル・タイムズ」紙は報じている。

これは、キャンターにとって今年2件目の大型ビットコイン取得案件となる。4月にソフトバンク社とTether社と行なった36億ドル規模のベンチャー事業に続くものだ。今回のBSTR Holdingsと4月のTwenty One Capitalを合わせると、キャンターによる今年のビットコインおよびその他の暗号資産の総取得額は100億ドル近くに達する可能性がある。

同社は、2月に会長に就任したブランドン・ルトニック氏のリーダーシップのもと、ビットコインおよび暗号資産の有力な機関投資家として、積極的な買い姿勢を打ち出している。ちなみに彼の父親であるハワード・ルトニック氏は現在、米国商務長官を務めている。

「フィナンシャル・タイムズ」紙は、「キャンターの取引は、投資家たちが“億万長者のビットコイン伝道師”マイケル・セイラー氏のストラテジー社に倣ってデジタル通貨を蓄積するなか、特別買収目的会社(SPAC)を通じてビットコインを購入する一連のハイプロファイルな取引の最新例となるだろう」と報じた。

バック氏は、2014年にKhosla VenturesとBaillie Giffordの支援を受けてブロックストリームを共同設立。最近はヨーロッパのビットコイン関連企業に個人的な投資も行なっている。これには、フランスのThe Blockchain Groupへの500万ユーロの株式投資、スウェーデンのヘルステックかつビットコイン・トレジャリー企業であるH100 Groupへの1500万ドルの転換社債投資などが含まれる。

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