ビットコインは7月14日、米国議会が「クリプト・ウィーク」のために招集されたことを受け、12万3000ドルを超える史上最高値を記録した。この立法措置はビットコインおよび暗号資産市場への機関投資家の参入拡大を促進すると、多くの関係者が期待している。ドイツ銀行のアナリストであるMarion Laboure(マリオン・ラブール)氏によれば、この最高値は11月中旬の水準から約75%の上昇となる。
本日15日に発表されたレポートで、ラブール氏は、今回の価格上昇がボラティリティの顕著な低下と同時に起きており、ビットコインの動向に重要な変化が生じる可能性を強調した。
速報:🇩🇪 1.4兆ドル規模のドイツ銀行、#ビットコイン のボラティリティ低下は市場の成熟の証と分析。
今後は、より安定した戦略的資産へと進化する可能性も🙌 pic.twitter.com/KjYaOVU6mK
— Bitcoin Magazine Japan (@BitcoinMagJapan) July 15, 2025
「今後の法案可決への期待がビットコインの急騰を後押ししている一方で、ビットコインの上昇がボラティリティの歴史的な低下を伴っている点も注目に値する。この組み合わせは、ビットコインの現物価格とボラティリティの関係が徐々に乖離し始めている可能性を示唆している」と、ラブール氏は指摘する。
ラブール氏は、この変化は主要なマクロ要因とミクロ要因の収束によるものだと分析。「市場での普及、規制の明確化、機関投資家の参入が進むにつれて、ビットコインの長期的なパフォーマンスが安定してきている」と、彼女は説明する。
ラブール氏は、ビットコインには今後さらなる価格上昇の可能性があるとみており、現在の価格動向は単なる投機的な勢いを反映しているだけではないと強調した。
また、長期的な保有パターン、機関投資家の関心の高まり、政策的な追い風も重要な役割を果たしていると指摘。地政学的不確実性の継続、関税政策の不安定性、世界的な脱ドル化の動き、そして金融テクノロジーの急速な進歩といった、ビットコインの現在の上昇基調を支える大きな経済的背景にも言及している。
ラブール氏は「ボラティリティが依然として内在しているのは事実だ」と認めつつも、「しかし、現在の状況はビットコインの投資ポートフォリオへの統合が成熟しつつあることを示しており、これまでの短期的な市場投機とは異なる、より持続可能なトレンドを形成している可能性がある」と述べている。
このトレンドを裏付けるように、最近ドイツ銀行は、2026年にビットコインおよび暗号資産のカストディ(保管)サービスを開始する計画を発表した。同行はBitpandaのカストディインフラを活用し、Taurusとの提携を継続して、機関投資家向けに安全なソリューションを提供していく方針だ。これは、ラブール氏の指摘した「市場への普及、規制の明確化、機関投資家の参入」がビットコインの長期的な安定化に貢献しているという主張を強く裏付けるものだ。