Home市場FBI捜査官、「敵対国」から100万ドル相当の暗号資産を盗んだ疑い

FBI捜査官、「敵対国」から100万ドル相当の暗号資産を盗んだ疑い

法廷文書は、パトリック・スティーブン・ヤロック被告が盗んだ暗号資産を持って国外へ渡ろうとしていたとしている。

連邦捜査局(FBI)の捜査官が、100万ドル相当の暗号資産を持ち出したうえで自首したとされる。法廷記録で明らかになった。

今週開示された文書によれば、FBI本部の防諜・スパイ部門に勤務する監督特別捜査官だったパトリック・スティーブン・ヤロック被告は、「FBIが敵対的な暗号資産アカウントに対して動けない、あるいは動こうとしないことに不満を抱いていた」と述べたとされる。

バージニア州の連邦地方裁判所に提出された宣誓供述書によると、同被告はその後「自ら事を進める」ことにし、複数回の取引を通じて暗号資産を自身の個人ウォレットへ移した。

法廷文書は、ヤロック被告がその後、ChatGPTの利用履歴を根拠として、妻とともにポルトガルで引退する考えを巡らせていたとしたうえで、のちに司法省の職員に自らの行為を告白したとしている。

「ヤロック被告は司法省職員1に対し、暗号資産のウォレットに関して非常にまずい判断をいくつかしたと話した」と法廷文書には記されている。「ヤロック被告は、FBIのシステムに入り、ウォレットから自分へ資金を移すのに必要な鍵を見つけたと述べた」

8月4日に公開された勾留命令の申立てには、こう書き加えられている。「被告人に対する証拠は強力である。被告人は敵対国のウォレットから暗号資産を盗んだことを自白した」

法廷への提出書類はさらに、ヤロック被告が「かつて、国家の最も機密性が高く重要な情報の一部にアクセスできる立場にあった。そして、その情報を悪用して金銭を盗み、自らの経済的利益を図ることを選んだ」としている。

書類によれば、被告は2件の重罪で訴追されており、それぞれ最長10年の拘禁刑が科されうる。

当該の国名は、文書では明らかにされていない。

今週公開された法廷文書は、ヤロック被告がKrakenの口座にごく少額のビットコインを保有していたことに簡単に触れているにとどまる。資金の大半はステーブルコインで保有されていた。

法廷文書によれば、バージニア州アッシュバーン在住のヤロック被告は7月31日にFBIを解雇されており、捜査は続いている。

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