長らく成立が待たれてきた暗号資産のCLARITY法案は、採決に持ち込むまでの時間が尽きかけている。一方で超党派の作業は強まっており、ホワイトハウスは非公開の場で最新の草案を検討していると報じられている。
トム・ティリス上院議員は、先週に超党派で作成されホワイトハウスへ送られた文案が、現在ホワイトハウスで検討されていると述べた。「いまホワイトハウスと作業を進めている者たちがいる……向こうは今まさに、いくつかの文言に目を通している」。この発言は、Punchbowl Newsのシニアレポーター、ブレンダン・ペダーセン氏が最初に報じた。
Punchbowl Newsによれば、ジョン・スーン上院院内総務は米国時間の水曜日午後、この暗号資産の市場構造法案について討論終結(クローチャー)の動議提出を見送った。交渉にあたる議員に残されたのは、合意らしきものにたどり着くためのわずかな時間だけとなった。
スーン氏はこの日の早い時間、記者団に対し、休会前の採決になお期待していると語っていた。共和・民主両党のスタッフも、残る対立点を詰めようと、直前の24時間で立て続けに会合を重ねたと伝えられている。
先週はコインベースをはじめとする暗号資産大手が楽観的な見方を示し、大手金融機関からの支持も示されていた。それにもかかわらず、議員らは木曜日または金曜日から始まる5週間の休会を前に、ほかの法案の採決を優先しているようにみえる。
JUST IN: 🇺🇸 Senator Tillis tells says the White House is now engaging on bipartisan Clarity Act ethics text, Punchbowl News reports.
“We’ve got people working with the White House right now…they’re going through some of the lines right now” 👀 pic.twitter.com/y3vUHDcbr9
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) August 5, 2026
@BitcoinMagazine(2026年8月5日)「速報:🇺🇸 ティリス上院議員によれば、ホワイトハウスはCLARITY法案の超党派の倫理条項の文案について、いま対応に入っている。Punchbowl Newsが報じた。「いまホワイトハウスと作業を進めている者たちがいる……向こうは今まさに、いくつかの文言に目を通している」 👀」
シンシア・ルミス上院議員をはじめとする共和党の議員は、民主党が意図的に法案を押しとどめていると述べてきた。
法案の倫理条項の文案をめぐって民主党と作業を続けてきたティリス議員は、採決の可能性は、上院が予定されている木曜日の閉会を越えてワシントンにとどまるかどうかにかかっていると述べた。
「予定どおり、つまり明日の午後に議会を離れるのであれば、この時点では相当に望み薄だと思う」とティリス議員は述べた。「ただ、日程がずれ込むなら、とりわけ来週まで持ち越すことになるなら、まだ可能性は残る」
一方、本会議場の外でも法案を後押しする動きが出ている。サウスカロライナ州選出の共和党上院議員、ダーリーン・グラハム氏はXに投稿し、早期の可決を支持した。デジタル資産のイノベーションを米国内にとどめようとするトランプ大統領の取り組みにおいて、CLARITY法案が中心に位置づけられるとの見方を示している。
同氏はさらに、上院は消費者を守り、法執行機関に必要な手立てを与え、業界に規制面の予見可能性をもたらす法案を成立させる必要があるとしたうえで、上院銀行委員会のティム・スコット委員長、ルミス議員、そして大統領を支え、この法案を「成立まで持ち込む」用意があると述べた。
木曜日にクローチャーの動議が提出されれば、早ければ今週末にも本会議での採決が実現する可能性はある。ただ、休会前の可決という点では、来週へずれ込むことこそが、法案に残された最善の道かもしれない。