Home市場ビットコイン、12万5,000ドル超で史上最高値を更新

ビットコイン、12万5,000ドル超で史上最高値を更新

ビットコインが6日、12万5,000ドルを突破した。マクロ経済の不確実性と、ワシントンで高まる政治的緊張を背景に、投資家が代替資産へ資金を振り向ける動きが広がっている。

ビットコインが6日、12万5,000ドルを突破した。マクロ経済の不確実性と、ワシントンで高まる政治的緊張を背景に、投資家が代替資産へ資金を振り向ける動きが広がっている。

世界最大の暗号資産であるビットコインは、過去1週間で13%超上昇した。Bitbioのデータによれば、9月末の約10万9,000ドルから反発し、週末には一時12万5,750ドルをつけた。本稿執筆時点では12万5,870ドルで取引されている。

この動きの背景には、今月後半に米連邦準備制度(FRB)が利下げに踏み切るとの観測がある。利下げは、利回りを生まない資産やリスク資産の上昇を支える可能性がある。

続く米政府機関の閉鎖も、ビットコイン上昇を支える要因のひとつとして挙げられている。予算をめぐる対立は2週目に入り、財政運営の機能不全と、ドルの長期的な信認に対する懸念が市場で強まっている。

スタンダードチャータードでデジタル資産部門を率いるジェフリー・ケンドリック氏らは、ワシントンの膠着が、ビットコインを安全資産として扱う側面を増幅させているとみる。ケンドリック氏は、現在の条件が続けば、ビットコインは近く13万5,000ドルに達し、年末までに20万ドルへ到達する可能性もあると指摘する。

今回の上昇は、ビットコインの歴史的な「アップトーバー(Uptober)」の傾向とも重なる。10月は強い上昇を見せやすく、それが第4四半期全体の流れを決めることが多いというパターンだ。2015年以降、ビットコインの第4四半期の上昇率は平均58%で、どの3カ月の区切りと比べても最も高い。

足元の勢いの多くは、機関投資家の需要が牽引しているとみられる。現物ビットコインETFやカストディ(保管)プラットフォームへの資金流入が、プロ投資家の需要回復を示唆している。

ビットコインと金、ともに上昇続く

ビットコインが注目を集める一方、金も6日のアジア時間に1オンス=3,944.81ドルまで上昇し、最高値の更新を続けた。金は今年に入って50%近く上昇しており、中央銀行による買い、ドル安、FRBの追加緩和観測が支えとなっている。

UBSとコメルツ銀行はいずれも、地政学リスクの長期化と準備資産運用者からの強い需要を理由に、2025〜2026年の見通しを最近引き上げた。

一方、円は日本の先の選挙を受けて下落を続けている。選挙では、緩和的な財政政策に前向きとみられる政権が誕生した。ドルは145円台で取引され、為替市場全体の変動を一段と大きくしている。

ビットコイン、金、そして従来型の安全資産までもが急騰するなか、投資家は政策の不確実性とドル安が長く続く展開を見込んでポジションを調整しているようだ。アナリストは、この勢いが続くかどうかは、ワシントンが財政の行き詰まりをどれだけ早く解消できるか、そしてFRBが今後数週間でどこまで踏み込んで利下げを進めるかにかかっているとみる。

本稿執筆時点で、ビットコインは約12万4,585ドルで取引されており、年初来の上昇率は80%を超えている(Bitcoin Magazine Proのデータによる)。

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  • Micahは2018年に初めてビットコインと出会ったものの、しばらく懐疑的な立場を取り続けていました。2021年以降は暗号資産やビジネス分野の取材を行なっており、現在はノースカロライナ州を拠点にBitcoin Magazineのジュニアニュースリポーターとして活動しています。

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Micah Zimmerman
Micah Zimmerman
Micahは2018年に初めてビットコインと出会ったものの、しばらく懐疑的な立場を取り続けていました。2021年以降は暗号資産やビジネス分野の取材を行なっており、現在はノースカロライナ州を拠点にBitcoin Magazineのジュニアニュースリポーターとして活動しています。
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