歴史的に、ビットコイン価格のピークは半減期からおよそ20か月後に訪れる傾向がある。直近のビットコイン半減期は2024年4月に発生しており、この流れからすれば今年12月までにサイクルトップを迎える可能性がある。
その確率は一段と高まっている。パウエルFRB議長が本日0.25%の利下げを実施したことで、現在マネーマーケットファンドに滞留している約7.4兆ドルもの資金が、傍観をやめてビットコインのようなハードアセットへと流入する動機を得たからである。とりわけ現物ビットコインETFやビットコイントレジャリー企業といったプロキシを通じて、ビットコインへのエクスポージャーを得ることが容易になった今、その可能性はさらに強まっている。

パウエル議長は本日、年内にさらに2回の利下げが実施される可能性があることも示唆した。これによりマネーマーケットファンドのリターンは一段と低下し、投資家はビットコインや金といったハードアセット、さらにはテクノロジーやAI関連株といったリスク資産に資金を振り向ける可能性が高まる。
こうした動きは、ドットコムバブルが崩壊する直前の1999年末にテクノロジー株で見られたような「メルトアップ(行き過ぎた相場上昇)」の最終局面を引き起こす引き金となるかもしれない。
In 1998, the Fed slashed rates by 75 basis points, igniting the dot-com bubble.
Now the Fed is preparing to cut rates by at least 75 basis points over the next few months and may be making the same mistake with the AI bubble.
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— Jesse Colombo (@TheBubbleBubble) September 16, 2025
また、ヘンリック・ゼバーグ氏やデイビッド・ハンター氏と同様に、私は2022年末に始まった強気相場の最終的な放物線的上昇局面に向けて舞台が整いつつあると考えている。
As I said in 2022…. (when everybody was Bearish).
The BlowOffTop would begin…..
THIS IS IT!
IT IS DEVELOPING RIGHT NOW!
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— Henrik Zeberg (@HenrikZeberg) September 17, 2025
伝統的な金融指数を基準とするなら、ゼバーグ氏はS&P500が年内に7,000を超えると見ており、ハンター氏は同期間に8,000(あるいはそれ以上)へ上昇すると予測している。
@DaveHcontrarian forecast the S&P to 6000 at the end of 2022, when many other investors were predicting 2000.
Now he has raised his target further to 8000, seeing more upside before the economy faulters later in the year. pic.twitter.com/oclBwqrh0L
— Anthony (@AnthonyFatseas) July 2, 2025
さらに、マクロストラテジストのオクタビオ(タヴィ)・コスタ氏によれば、米ドルは14年間維持されてきたサポート水準を割り込みつつある可能性があるという。これは今後数か月でドル安が鮮明になることを意味し、ハードアセットやリスク資産に対する強気シナリオを後押しする要因となり得る。
This move has profound implications in my view.
The DXY index appears to be breaking down from a 14-year support level.
If confirmed, it could signal the start of a sustained downward trend in the US dollar, in my view.
Don’t underestimate the importance of major technical… pic.twitter.com/aFScjjXS8b
— Otavio (Tavi) Costa (@TaviCosta) September 16, 2025
2026年に何が起きるのか?
ゼバーグ氏とハンター氏の両者は、来年初頭にも、1929年10月に米国の金融市場が崩壊して世界恐慌の引き金となった以来、最大規模となる市場全体の崩壊が訪れると考えている。
ゼバーグ氏の根拠のひとつは、実体経済が停止状態に陥るという見立てであり、その一端は市場に出回っている住宅の数によって裏づけられている。
Remember – there are analysts telling us that this is Early Cycle…..?
We are heading right into the worst Recession SINCE 1930s.
BlowOffTop still developing – but we can see an end to it! https://t.co/uZkTnYk9WT
— Henrik Zeberg (@HenrikZeberg) September 17, 2025
ハンター氏は、私たちが現在、半世紀にわたる債務依存型の長期サイクルの終盤にあり、それが現代史で類を見ない規模のレバレッジ解消によって幕を閉じると考えている。この見解は、同氏が「Coin Stories」で共有したものである。
また、ローン返済の延滞といったシグナルも、実体経済が急停止しつつあることを示しており、これは必然的に金融経済にも影響を及ぼすことになる。
Student loans 90+ days delinquent have exploded higher to heights never seen before. https://t.co/sk8T9W07fb pic.twitter.com/BjFe6xPH9Q
— Financelot (@FinanceLancelot) September 5, 2025
ビットコイン下落は確定ではないが高い確率で起こり得る
たとえ世界的なマクロ経済の崩壊に直面しないとしても、歴史が繰り返されるなら2026年にはビットコイン価格が打撃を受ける可能性が高い。
具体的には、ビットコイン価格は2021年末の約6万9,000ドルから2022年末には約1万5,500ドルまで下落し、また2017年末の約2万ドルから2018年末には3,000ドル強まで下落した。
いずれの場合も、ビットコイン価格は200週単純移動平均線(SMA)――下図の水色のライン――に到達するか、あるいはそれを下回ったのである。


現在、ビットコインの200週SMAは約5万2,000ドル付近に位置している。今後数か月でビットコイン価格が放物線的に上昇した場合、その水準は最大で6万5,000ドルにまで達する可能性がある。その後、2026年のある時点でビットコイン価格はこの水準まで、あるいはそれ以下に下落することが考えられる。

もしゼバーグ氏とハンター氏が予測するような大規模な崩壊が現実となれば、ビットコイン価格はその水準を大きく下回る可能性もある。
もっとも、未来を正確に知る者はいない。本記事の内容を投資助言として解釈しないでいただきたい。
同時に、歴史は必ずしも繰り返さないが、しばしば韻を踏むものであることを心に留めておく価値はあるだろう。