H100グループ社は、アダム・バック氏との投資契約に基づき、2100万スウェーデンクローナの転換社債契約を締結したと発表した。この契約には、全5回に分けて段階的に資金を拠出できる仕組みが設けられており、最大で2億7700万クローナまで投資額を拡大できるオプションが含まれている。調達された資金は、H100グループが掲げる長期的なビットコイン・トレジャリー戦略に基づき、ビットコインの購入に充てられる予定である。
H100 Group AB (Ticker: H100) secures a SEK 21M ($2.1M) commitment from @adam3us , with rights to invest an additional SEK 128M ($12.8M) in tranches—bringing the total contemplated raise to SEK 277M (~$27.7M). pic.twitter.com/c0HgMSRxut
— H100 (@H100Group) June 3, 2025
本契約に基づき、アダム・バック氏は今後、最大で1億2800万スウェーデンクローナ(SEK)を4回の分割出資枠において追加で出資する可能性がある。このうち最低でも50%の参加が保証されており、各出資枠はバック氏が拠出する金額の2倍規模となる。この構成は、H100グループの長期的な成長に対する同氏の強い支援姿勢を示している。
プレスリリースでは、次のように記されている。
「アダム・バックは、初回出資から90日以内に第2回目の分割出資を請求できる。以後も各出資から90日以内に次の出資を請求可能であり、合計で5回に分けて出資が進められる設計となっている。なお、各期限内に次の出資を請求しなかった場合、それ以降の出資を請求する権利は失効する。」
この契約による転換社債には金利が付かず、満期は5年である。バック氏は任意のタイミングで、この社債をH100グループの株式に転換することができる。株式転換価格は各回の出資枠ごとに固定されており、初回は1株あたり1.75クローナ、最終の第5回目では5.00クローナとなる。H100グループは、株価が転換価格を20営業日連続で33%以上上回った場合、強制的に株式転換を実施する権利を持つ。なお、初回出資枠がすべて株式に転換された場合、約1200万株の新株発行となり、希薄化率は9.3%に相当する。
プレスリリースは次のようにも述べている。
「アダム・バックは、各出資枠の請求に応じて、以下の金額を出資する義務を負う。第2回は1,575万クローナ、第3回は2,362万5,000クローナ、第4回は3,543万7,500クローナ、第5回は5,315万6,250クローナである。なお、各回の総額はアダム・バックに割り当てられた金額の2倍規模が想定されている。」
バック氏は、「Bitcoin 2025」において次のように語っている。
「我々は2014年からビットコインをバランスシートに組み込む取り組みを始め、以来ずっと投資家と共にそれを実行してきた。ビットコイン・トレジャリー企業を見る際には、ビットコインが『最も硬いレート』(※価値保存性の高い資産)であるという観点が重要だ。ほとんどの投資対象は、長期的にはビットコインに勝てない。多くの人が他のものに投資しようとしたが、結局『それをビットコインに入れておけばよかった』と思うことになる。」