Home市場ビットコイン弱気派の優勢固まる 8万4000ドルのサポートが破られ、価格は6万8000~6万ドルのゾーンを視野に

ビットコイン弱気派の優勢固まる 8万4000ドルのサポートが破られ、価格は6万8000~6万ドルのゾーンを視野に

ビットコインは8万4000ドルの重要サポートを割り込み、弱気派が明確に優勢となった。価格は7万5000ドル台まで下落し、今後は6万8000〜6万ドルのゾーンが次の焦点となる。

先週、重要な8万4000ドルのサポートレベルが割り込まれると予想したが、強気派の落胆をよそに、実際にその通りになった。ビットコインは先々週の終値後に小幅に反発したものの、その後8万4000ドルのサポートを突き抜けて急落し、1月31日土曜日には7万5600ドルまで下落した。その後ややもち直して、週終わりには7万6919ドルで引けた。ビットコインは先週13%下落しており、今週初めには8万ドル前後まで反発する可能性はあるが、間もなくして再び下落が続くと予想される。

現在の主要サポートレベルとレジスタンスレベル

強気派は、重要な8万4000ドルのサポートレベルを失ったことで、今週は苦戦を強いられている。序盤はやや反発が見られるものの、強気派が大きな回復を見せるのは難しいだろう。7万9000ドルが当面のレジスタンスとなり、その上には8万1000ドルが次のレジスタンスとして控えている。サポートレベルである8万4000ドルを割り込んだ現在、戻り局面では強力なレジスタンスとなるはずだ。仮に8万4000ドルを上抜けるようなヒゲをつけたとしても、出来高プロファイル上のPOC(ポイント・オブ・コール)である8万7600ドルが、強固なレジスタンスの壁となるだろう。

現在、弱気派が明らかに優勢に立っている。価格は7万5600ドルから反発したため、当面はこの水準がサポートラインとして注視されるが、売り圧力がかかった場合、簡単に維持できるとは期待しないほうがよい。7万5000ドルを下回ると、7万2000〜6万8000ドルのゾーンをサポートラインとして見ることになる。この水準は2024年の保ち合い期間に出来高が積み上がっているため、しっかりとした反発が起きる可能性がある。このサポートを下回って6万7000ドルを割り込むと、0.618フィボナッチ・リトレースメントにあたる5万8000ドルへの下落が視野に入ってくる。その下には4万2000ドルがサポートラインとして控えているが、そこまで到達する展開は当面想定する必要はないだろう。

今週の見通し

日足チャートに注目してみると、RSIがここ数日で売られすぎの水準に達していることがわかる。強気派は近いうちに小幅な押し戻しを試みるはずだ。ビットコイン価格は反発を見せる前に、少なくとも7万2000ドル付近まで下落を続ける可能性が高い。もし反発が起きた場合には、最低でも7万9000ドルのレジスタンスにタッチし、場合によっては8万1000ドルまで試す展開になるだろうが、それ以上はあまり期待しないほうがよい。

市場ムード:極めて弱気

弱気派はついに8万4000ドルのサポートラインを突破した。当惑した強気派がどこで踏みとどまるべきかを模索するなか、弱気派はこの勢いをさらに押し進めようとするだろう。

今後数週間の見通し

現時点では、もっとも頑固な強気派でさえ、長期的な弱気相場に入っていることを認めざるをえない。数週間にわたりサポートとなってきた100週SMA(移動平均線)を割り込んだことは、弱気派にとって強力なサインだった。長期的な底値が形成されるまでは、ビットコイン価格は8万7600ドルを下回る水準で推移すると予想される。6万8000〜6万ドルにかけては出来高の多いゾーンがあるため、6万8000ドルのサポートを失った場合、価格はこのエリアで時間をかけて推移する可能性が高い。

用語ガイド:

Bulls/Bullish(強気派):価格が上昇すると予想する買い手または投資家。

Bears/Bearish(弱気派):価格が下落すると予想する売り手または投資家。

サポートまたはサポートレベル:少なくとも初動では、資産価格が維持されると考えられる水準。サポートに到達する回数が増えるほど、サポートラインは弱くなり、価格を支えきれずに崩れる可能性が高まる。

レジスタンスまたはレジスタンスレベル:サポートの反対。少なくとも初動では、価格が跳ね返される可能性が高い水準。レジスタンスに到達する回数が増えるほど、レジスタンスラインは弱くなり、価格の上昇を抑えきれなくなる可能性が高まる。

SMA:単純移動平均。一定期間における終値を基に算出される平均価格。RSIの場合は、一定期間における相対力指数の平均値を指す。

オシレーター:時間の経過とともに変動するテクニカル指標であり、通常は設定された水準の間にある一定の帯域内に収まる。そのため、低水準(通常は売られ過ぎの状態を表す)と高水準(通常は買われ過ぎの状態を表す)の間を行き来する。例として、相対力指数(RSI)や移動平均収束拡散法(MACD)がある。

RSIオシレーター:相対力指数(RSI:Relative Strength Index)は、0から100の間で変動するモメンタム・オシレーター。価格変動の速度と、その変化のスピード変動を測定する。RSIが70を超えると買われ過ぎ、30を下回ると売られ過ぎと判断される。

出来高プロファイル:特定の価格帯における売買の合計出来高を表示する指標。POC(ポイント・オブ・コントロール)は、この指標上に引かれる水平線で、取引量がもっとも多かった価格帯を示す。

高出来高ノード:価格帯のなかで大量の売買が行なわれたエリアのこと。取引量が多く集中した価格帯であり、価格がその上にある場合はサポートとして、価格がその下にある場合はレジスタンスとして機能するとされる。

フィボナッチ・リトレースメントとエクステンション:自然界における成長と減衰のサイクルに関連する、いわゆる黄金比に基づく比率。黄金比は、定数ファイΦ(1.618)とファイΦ(0.618)を基にしている。

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