ビットコイン価格の週間見通し
先週のビットコインは、やや精彩を欠く値動きだった。6万ドルから大きく反発した後、短期的なレジスタンスである7万1800ドルを突破できなかった。その代わり、6万5650ドルの短期サポートを試した後に反発し、6万8811ドルで週を終えた。週足チャートでは6万6000ドルを下回る水準で一定の買いの勢いが見られるものの、これまでのところ反発局面で買いの勢いが続いていないことは、弱さの兆候と言える。強気派が日足終値ベースで7万1000ドルを維持できず、より高い水準に挑戦できない場合、今週は6万ドル付近の安値に向けて徐々に下落する展開が予想される。
現在の主要サポートレベルとレジスタンスレベル
先週、価格が一時的に6万5650ドルをわずかに下回ったものの、すぐに反発してその水準を上回ったことから、6万5650ドルは有効な短期サポートであることが示された。日足の終値が6万5650ドルを下回った場合、6万3000ドルがサポートとして機能すると見られる。6万3000ドルを下回ると、5万7800ドルに0.618フィボナッチ・リトレースメントが控えている。この価格帯は維持すべき重要な水準であり、その下には4万4000ドルまで目立ったサポートはほとんど存在しない。
強気派が勢いを取り戻した場合、レジスタンスは依然として7万1800ドルに位置している。この水準を上抜ければ7万4500ドルへと向かい、その上には7万9000ドルのレジスタンスが待ち構えている。仮に強気派が何とか7万9000ドルを突破できた場合(可能性は低いが)、8万4000ドルがさらに上方の非常に強力な壁となるだろう。
今週の見通し
今週の見通しを立てるのは難しい。米国市場は16日が休場のため、17日の朝までは大きな値動きは期待できない。6万8800ドルの終値から、どちらに転ぶかはわからない。週初めには6万7000ドルの水準を試す展開が見込まれ、この水準でサポートが確認されれば、週後半にかけて7万1000ドルを上抜ける可能性がある。しかし、6万7000ドルを下回った場合は、再び6万ドルの安値が試される展開となるだろう。
市場ムード:非常に弱気
先週、価格は上昇モメンタムをまったく得ることができず、弱気派が完全に優勢となっている。
今後数週間の見通し
先週指摘したように、価格はしばらくの間、6万ドルから8万ドルの範囲で推移する可能性があり、場合によっては0.618フィボナッチ・リトレースメントの5万7800ドルまで下ヒゲをつける展開もありうる。現時点では、この上限は7万4500ドルまで下がる可能性がある。差し迫った“クリプト関連法案”が議会でいつ可決されるのか、また、それが暗号資産業界全体にどのような影響をもたらすのかは、正確にはわからない。法案が最終的に可決されたとしても、それが必ずしもビットコイン価格の上昇につながる保証はない。そのため現時点ではテクニカル分析を頼りにするしかない。当面の間、弱気バイアスは強く、5万7800ドルを割り込んだ場合、ビットコイン価格は次の下落局面を迎える可能性が高い。
用語ガイド:
Bulls/Bullish(強気派):価格が上昇すると予想する買い手または投資家。
Bears/Bearish(弱気派):価格が下落すると予想する売り手または投資家。
サポートまたはサポートレベル:少なくとも初動では、資産価格が維持されると考えられる水準。サポートに到達する回数が増えるほど、サポートラインは弱くなり、価格を支えきれずに崩れる可能性が高まる。
レジスタンスまたはレジスタンスレベル:サポートの反対。少なくとも初動では、価格が跳ね返される可能性が高い水準。レジスタンスに到達する回数が増えるほど、レジスタンスラインは弱くなり、価格の上昇を抑えきれなくなる可能性が高まる。
フィボナッチ・リトレースメントとエクステンション:自然界における成長と減衰のサイクルに関連する、いわゆる黄金比に基づく比率。黄金比は、定数ファイΦ(1.618)とファイΦ(0.618)を基にしている。


