11月3日、ビットコイン開発を支援する非営利団体のBtrustは、ナイジェリア出身のビットコイン・コア貢献者であるアブバカル・ヌル・カリル(Abubakar Nur Khalil)氏を新CEOに任命したと発表した。
カリル氏はこれまで、議決権のない理事として理事会に所属しながら暫定CEOを務めていた。今後は理事の立場を退き、フルタイムのCEOとして理事会に直接報告することになる。
彼の任期は3年間で1回の更新が可能となる。
グローバルサウスにおけるオープンソースのビットコイン開発を支援するために設立されたBtrustは、過去1年間でアフリカ、ラテンアメリカ、インドへと活動範囲を拡大してきた。この非営利団体は、ジェイ・Z氏とジャック・ドーシー氏から初期資金の提供を受けている。
カリル氏の暫定CEO時代に、同団体はBitshala、Vinteum、2140などの組織との提携を強化し、過去最高額の助成金配分を達成した。
Btrustによれば、2024年半ば以降、170万ドル以上の資金を提供しており、その半分以上が開発者に直接支払われているという。
カリル氏は、新興市場におけるオープンソース開発者の育成に重点を置いた取り組みである「Btrust Builders」を共同設立しており、アフリカにおけるビットコイン開発の著名な推進者として知られている。
「この1年間、Btrustの暫定CEOを務めることができて光栄に思う。ビットコインが世界中のすべての人々にとって機能する通貨であり続けるよう、引き続き尽力してゆく」と、カリル氏は声明で述べ、2026年以降も組織の体制を強化し、その影響力を拡大することを目指していると付け加えた。
取締役のオビ・ヌウォス(Obi Nwosu)氏は、Btrustが長期的なプログラムや開発者支援インフラを構築する次の段階に向けて、カリル氏は主導役として適任であると述べた。
同団体は、初期成長の段階からより広範な実行フェーズへ移行するにあたり、継続性が大きな焦点となると述べている。
Btrustの理事会は、プログラムが世界規模で拡大するなか、専任のリーダーシップが必要だとして、7月にCEOの選定プロセスを開始した。同団体は、今回の人事は分散型ビットコイン開発の強化という同団体の使命における「意義深い新たな章」の始まりとなる、と述べている。
カリル氏は、2025年12月8日〜9日にアブダビのADNECセンターで開催される「Bitcoin MENA」でも講演を行なう予定だ。
“BITCOIN IS MONEY.” ✊
We’re thrilled to announce Btrust CEO, Abubakar Nur Khalil, to speak at Bitcoin MENA! pic.twitter.com/1ozbQyNBoK
— Bitcoin MENA Conference (@bitcoinmenaconf) October 30, 2025