カザフスタン国立銀行は、国家によるビットコインおよび暗号資産の準備資産を設立する計画を発表した。これは、機関による暗号資産導入が世界的に加速するなかで、カザフスタンのビットコインに対する姿勢が大きく転換したことを示すものだ。
国立銀行のティムール・スレイメノフ(Timur Suleimenov)総裁の発言によれば、同行は代替投資に特化した子会社を通じて、ビットコインおよび暗号資産の準備資産の創設と管理のための包括的な枠組みを構築中だという。
BREAKING: 🇰🇿 National Bank of Kazakhstan Governor says they are working to establish a #Bitcoin and crypto reserve. pic.twitter.com/BFrzmLUz0T
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) June 30, 2025
企業や国家による暗号資産の導入が加速している状況は注目に値する。例えば、ストラテジー社による59万7325 BTC保有やウクライナのビットコイン準備資産に関する法整備など、民間と政府の両部門で前例のないほど大きな関心が示されている。
今回の取り組みは、世界有数のビットコイン・マイニング拠点であるカザフスタンが、金融準備資産の多様化と従来型通貨への依存軽減を目指すなかで進められているものだ。計画されている準備資産には、押収されたビットコインや暗号資産、政府関連機関によってマイニングされた暗号資産も含まれる可能性がある。
カザフスタン国立銀行は現在、準備資産の法的地位、預け入れおよび利用の手続きなどを定義するため、国会議員らとともに必要な法的枠組みの策定に取り組んでいる。この取り組みは、同国内のビットコインおよび暗号資産市場を規制するためのより広範な政策方針とも整合している。
最近アメリカとパキスタンが戦略的ビットコイン準備資産を設立したことに続く、カザフスタンのこの動きは、ビットコインが戦略的な準備資産として認識されつつあることを如実に物語っている。
本稿執筆時点で、ビットコインは1BTCあたり10万7822ドルで取引されており、過去24時間で0.3%下落。市場は現在、機関および国家による導入拡大の影響を織り込みつつある。