ストラテジー社のフォン・リー最高経営責任者(CEO)は、ナスダック上場の同社が保有するビットコインを売却していることについて、投資家が抱きうる懸念を退けた。
リー氏は8月3日、CNBCに出演し、ストラテジーはこれまでどおりの方針を続け、次の強気相場ではビットコインを上回るパフォーマンスを示すと述べた。
ストラテジー社(MSTR)は同日、1,638BTCを約1億470万ドルで売却し、自社の優先株式STRCを91万2,143株、8,120万ドルで買い戻したと明らかにした。
同社株は年初来で40%近く下落している。2024年11月に付けた終値ベースの過去最高値である474ドル近辺からは、80%近く値を下げた。
「ビットコインはいま弱気サイクルにあると考えている。その一部は、外部のマクロ経済的な要因によるものだ」とリー氏は述べた。
「当社は2022年にもこれを経験している。資本構成を能動的に管理し、ビットコインへ資金を振り向け、必要なときにはビットコインを売る。今後もそうしていくし、この弱気相場は乗り越えられる」
ストラテジーは、新型コロナウイルス感染症の流行下で株主により高いリターンをもたらし、インフレへのヘッジとする手段として、2020年8月にビットコインの購入を始めた。現在の保有は84万2,138BTCで、538億ドル相当となる。事業会社としては最大の保有者である。
投資家が自らデジタル資産を買って保有しなくても、同社の株式を通じて主要な暗号資産へのエクスポージャーを高められる——それがこの仕組みの位置づけだ。
ストラテジーは毎週のようにビットコインを積極的に買い増してきたが、直近6週間は購入していない。先週発表した四半期決算では、2026年第2四半期に82億2,000万ドルの損失を計上している。
それでもリー氏は、足元の含み損は当面重要ではなく、来年には同社株が再び急騰するとの見方を示した。
「われわれは暗号資産経済のJPモルガンだ。だから、84万BTCのうち1,000BTCを売るかどうかは、私にとってこの議論とは関係がない」とリー氏は述べた。
「議論すべきなのは、ビットコインにおけるわれわれの役割は何か、株主に対して1株当たりのビットコインを全体として増やせているか、そして価値を創造できているかだ。その答えは、疑いなくイエスだと考えている」