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Blockstream、Liquidから盗まれたBTCの残りを返すようハッカーに要求

Blockstream、Liquidから盗まれたBTCの残りを返すようハッカーに要求

ByMatthew Di Salvo

ホワイトハットのハッカーがBlockstreamのLiquidサイドチェーンを標的にし、約4,000BTCを持ち去った。ハッカー側はその一部を報酬として手元に残したい考えだ。Blockstreamはこれに納得していない。

ビットコインのインフラ企業Blockstreamは、先週同社のLiquidネットワークから4,000BTCを盗んだハッカーとの、これ以上の交渉を拒否した。

Blockstreamは金曜日にXへ投稿し、同社が法執行機関と連携する前に、ハッカーにはまだ資金を返す時間があるとした。

ホワイトハットのハッカーは日曜日、BlockstreamのサイドチェーンであるLiquidを裏付けるフェデレーションのウォレットから、約3億2,000万ドルを引き出した。Blockstreamとの交渉を経て資金の大半を返したものの、4,600万ドル超に相当する598.5BTCは手元に残し、身代金として要求している。

身代金は支払わないとする声明

「Blockstreamは、盗まれた資金の返還に身代金を支払わない」と投稿は述べている。「許可なく資産を持ち出し、その返還を拒むことは犯罪であって、責任ある開示ではない。ホワイトハットの活動でもない。窃盗だ」

「Liquid Networkからビットコインを盗んだ者たちへ:Blockstreamは、盗まれた資金の返還に身代金を支払わない。許可なく資産を持ち出し、その返還を拒むことは犯罪であって、責任ある開示ではない。ホワイトハットの活動でもない。それは…(続く)」

同社はさらに、「法執行機関、取引所、サービス事業者、資金追跡の専門家、その他の関係者と協力し、資産を追跡・回収するとともに、責任者を特定する」と続けた。

「盗まれた財産の返還に対価は払わない。ユーザーを見捨てることはない。ビットコインコミュニティは資金の追跡をやめない」

インフレーションバグとブロックに書き込まれたメッセージ

Liquidは、Blockstreamが開発したレイヤー2で、ユーザーが資産をすばやく移動できるようにするものだ。その資産の一つであるLBTCは、ビットコインに裏付けられたトークンで、ライトニングネットワークにやや似た形で、迅速な決済を可能にする。

ハッカーは、Liquidサイドチェーン上のインフレーションバグ(本来裏付けのないLBTCを新たに生成できてしまう不具合)を悪用し、それまで存在しなかった約4,000LBTCを生成したうえで、オンチェーンの実際のビットコインに換金して資金を手にした。

その後ハッカーは、ビットコインのブロックに書き込んだメッセージを通じて、Blockstreamとやり取りした。

あるメッセージで、ホワイトハット側はこう書いている。「まずバグを直してほしい。最新のコミットの時点で、チェーンはリスクにさらされている。すべてのノードにパッチが当たっていることを確認してほしい。修正を確認できたら、我々は資金を安全に返す」

最新のメッセージでは、ハッカーはBlockstreamを「現実が見えておらず、強欲で、傲慢だ」と非難し、やり取りを復号するための秘密鍵を、いずれ公開するとも述べた。

メッセージにはこうある。「あなたたち自身の資金から、10%をバグ報奨金として必ず支払え。さもなければ、あなたたちは自らの無責任さとけちさによって、自分たちの保有者全員に15%の損失を負わせることになる」

ビットコインコミュニティは、7月にハッカーがColdcardウォレットの保有者から1億4,000万ドル近くに相当する1,800BTC超を盗み出した件の衝撃から、いまだ立ち直っていない。

Coinkiteが手がけるこの人気のハードウェアウォレットのユーザーが標的になったのは、製造元が真性乱数生成器を使っていなかったためだ。これによってハッカーは、ユーザーのシードフレーズを事実上推測できた。

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