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Liquid、3,400BTCを取り戻す 「ホワイトハット」側に598.5BTC

Liquid、3,400BTCを取り戻す 「ホワイトハット」側に598.5BTC

ByJuan Galt

返還されたのは資金の85%で、残る15%は保有アドレスに置かれたままだ。

日曜日にLiquid Networkのフェデレーションのウォレットから4,000ビットコイン近くを引き出した「ホワイトハット」の主体が、月曜日に3,400BTCを同ウォレットへ返した。約598BTC、統合された資金の15%は、暗黙の報奨金として同じ保有アドレスにとどまった。その価値は4,800万ドルに相当する。

返還トランザクション(bc49a46d)は、9月7日16時09分(UTC)に承認された。ラベル付けされたLiquidのペグスクリプト・アドレスへちょうど3,400BTCを返し、598.5BTCを釣り銭として「ホワイトハット」のハッカーのアドレスへ戻している。

バグの修正を条件にした交渉

この送金の前には、丸一日にわたってビットコインのブロックに書き込まれたメッセージのやり取りがあった。ホワイトハット側はまず、OP_RETURNの任意データフィールドに「contact us on chain(オンチェーンで連絡してほしい)」というメッセージを載せたトランザクションをオンチェーンで公開した。そのメッセージは、Liquid Networkから持ち出された4,000BTCを保有するアドレスから送られていた。

Blockstreamに紐づくアドレスが「Please contact security@blockstream.com(security@blockstream.com まで連絡してほしい)」と返した。その送信元からの以降のメッセージには、Electrumで暗号化されたペイロードと、Blockstreamが公開しているセキュリティ鍵で検証できるPGP署名が含まれていた。

ブロック965869で、ホワイトハット側は平文で、「most(大半)」をフェデレーションのスクリプトへ返す形でよいかと尋ねた。そのトランザクションの1,000サトシの出力は、メッセージを載せるための器にすぎない。

その直後、ホワイトハット側はこう書いた。「Please fix the bug first. The chain is under risk at latest commit right now. Make sure every node is patched. Then we will transfer the money back safely after confirming the fix.(まずバグを直してほしい。最新のコミットの時点で、チェーンはリスクにさらされている。すべてのノードにパッチが当たっていることを確認してほしい。修正を確認できたら、我々は資金を安全に返す)」。続けて、BlockstreamのPGP鍵宛に暗号化されたテキストの塊が送られた。

同じブロックで、Blockstreamの送信元からクリア署名された返信があり、「Yes, thank you.(了解した、ありがとう)」と述べた。数時間後、同じBlockstreamの送信元が、もう1本の平文のメモを投稿した。「Bridge nodes are patched, safe to return the funds(ブリッジノードにはパッチが当たった。資金を返しても安全だ)」。

15%という取り分

ホワイトハット側は資金の85%を返し、15%を暗黙の発見者報酬として手元に残した。この選択は、Xの一部から「100%を保持するよりましだ」と歓迎された一方、その額に少し驚いたという声もあった。15%と聞けば妥当に響くかもしれないが、総額があまりに大きく、足元の価格では5,000万ドルに迫る。Blockstreamがこの発見者報酬に納得していなかったのは明らかで、数時間後には暗号化されたメッセージが4本、オンチェーンで続いた。おそらく社内での初期対応が一段落し、法務が関与する余地が生まれたあとのことだ。その1時間後、Blockstreamからさらに1本、暗号化されたメッセージが投稿された。

ホワイトハット側は暗号化されたメッセージを2本で返した。Blockstreamは1時間後に1本返した。そしてホワイトハット側は、単純ながら含みのある「🙁」という悲しい顔の絵文字を公開した。この絵文字は多くを語る。報奨金の額を減らす交渉がうまくいかなかったことを示唆している。Blockstream側が、その発見者報酬の大きさに強い不満を抱いているのは明らかだ。暗号化されたメッセージで何が語られたのかは分かっておらず、Blockstreamはこの件について何も公表していない。それでも、この一件が終わっていないと考えるほかない。

やり取りの全体は、筆者自身がvibe codingで作ったこのサイトで簡単に追える。ほかにも複数の研究者が、この会話とオンチェーンデータを追っている。SjorsのGitHub gistや、Galaxy ResearchのAlex Thornなどだ。

Liquidの日曜日の発表は、いまなお同ネットワークの公式アカウントの最新の投稿である。ホワイトハットとされる者がSideSwapのペグアウト経路を通じて約4,000BTCを引き出したこと、PAK(ペグアウト認可鍵)自体は侵害されていないこと、他の発行資産は影響を受けていないこと、そしてサイドチェーンが停止されたことだ。LiquidとBlockstreamは、本稿執筆時点で3,400BTCの返還について新たな声明を出していない。SideSwapは、当初のペグアウトで使われたL-BTCについて「came from an Elements bug(Elementsのバグに由来する)」と述べていた。

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