ブラックロック社のビットコインETF(上場投資信託)である「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」は、2024年のローンチ以来、 Vanguard社が運用する人気のS&P500ファンド(VOO)を上回るリターンを上げている。
この分析は、ブルームバーグのデータに基づくもので、ブラックロックのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏が指摘した。同氏によると、ブラックロックの商品の累積リターンは、同じ期間で、Vanguardの商品をわずかながら上回ったという。
2024年1月の上場以来、ブラックロックのビットコインETFは71%上昇しており、VanguardのS&P500 ETFは同じ期間で見ると、トータルリターンベースで66%上昇している。
Hard to believe $IBIT is beating $VOO since inception but it’s true..altho it’s close. And to be fair, IBIT’s path to 70% looks like the El Toro roller coaster at Great Adventure (i needed two Advil last time I rode that thing) while $VOO was a walk in the park in comparison.… pic.twitter.com/vpOgI7JZKL
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) September 1, 2026
IBITは、米証券取引委員会(SEC)が10年間にわたって承認を拒み続けた末に、11種類の現物ビットコインETFにゴーサインを出したことを受けて、2024年に取引を開始した。
9月1日(米国時間)、バルチュナス氏は自身のXに、「IBITが70%の上昇に到達するまでの道のりは、Great Adventureのジェットコースター「El Toro」に乗っているようなスピード感だった(私が前回アレに乗ったときは、Advilを2錠飲む必要があったけどね)。それに比べれば、VOOは公園を散歩するようなものだ」と投稿した。
現在、米国の投資家はビットコイン価格に連動するETFを購入するにあたって、フィデリティ社、Grayscale社、モルガン・スタンレー社などが運用する複数のファンドから選べるようになっている。そのなかで、ブラックロックの商品がもっとも成功しており、同社のウェブサイトによると、現在の運用資産は614億ドルに達している。
これに対して、二番目に規模の大きいビットコインETFである「Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund」の運用資産は、約110億ドルとなっている。
15兆ドルを超える資産を運用するブラックロックは、2023年に現物ビットコインETFの申請を行なったことで、暗号資産業界に衝撃を与えた。同社のファンドによって、いまや、より伝統的な投資家もビットコインへのエクスポージャーを得られるようになった。また、この商品は他のETFよりも日々の取引量が多いという特徴をもっている。
この8月には、投資家が再びビットコインETFに資金を投入し、それがビットコイン価格の上昇を後押しするかたちとなった。8月17日から27日までの間に投資家はこれらのETFに28億ドル以上を投じたが、これは、ビットコインが史上最高値を更新した昨年10月以来、最大の資金流入となった。
先週ビットコインは8万1281ドルまで上昇したが、8月28日金曜日に再び下落。本稿執筆時点では7万7539ドルとなっており、24時間で約1%下落している。
2週間前、ビットコインは驚異的な上昇を見せ始め、過去3年間で最高の値上がりを記録し、過去1カ月では約30%上昇している。
