ジャック・ドーシー氏率いるBlock社は、ビットコインを「日常的なお金」にするための取り組みを続けている。
10月1日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する同社は、一般消費者にビットコインを決済手段として利用してもらうことを促す広告キャンペーンを開始したと発表した。
今回のキャンペーンは、米国が物価高に伴う生活費負担の深刻な危機に直面しているなかで行なわれた。中間選挙を控えた有権者の間では、物価高騰がおそらくもっとも差し迫った問題として、大きな注目を集めている。ドーシー氏とBlockは、商品やサービスの代金支払いにビットコインを利用するよう、これまで一貫して提唱してきた。
Some things don’t make sense.
Bitcoin does.https://t.co/iJsCzyg7e3 pic.twitter.com/x8hHOL7vW4
— Bitcoin at Block (@BitcoinatBlock) October 1, 2026
Blockのビットコイン部門責任者であるマイルズ・スーター氏は声明の中で、「Blockでは、日常生活をより便利にする金融商品の開発に注力している」と述べた。
同氏はさらに、「今回のキャンペーンは、ビットコインを中心とした金融システムがどのようなものになるのかを示す、私たちにとって初めての大規模な事例であり、それが人々の生活にどのような意義ある変化をもたらすことができるかを示せることに、とても興奮している」と付け加えた。
この発表に伴い、X上でも広告が公開された。この動画広告では、生活費の高騰や、ウォール街の銀行家が政府によって救済されることなどについて、不満を口にする米国の一般消費者の姿が描かれている。
そして、「Some things don’t make sense. Bitcoin does.(理解できないこともある。ビットコインなら理解できる)」というスローガンが映し出される。
Blockの発表によると、今回のキャンペーンは10月1日から12月31日まで、YouTube、X、Meta、Instagram、そしてFox Sportsのテレビ放送で順次展開されるという。また、最新映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』と『デューン 砂の惑星PART3』の一部の劇場上映でも流される予定だ。
Twitter社の創業者であり、億万長者として知られるドーシー氏は、2021年に決済事業とビットコインの普及に注力することを表明し、ソーシャルメディア・ビジネスを離れた。その際には、ビットコインを「世界の通貨」にしたいと語っていた。
彼はまた、サトシ・ナカモトによるビットコインのホワイトペーパーを「詩」と評したこともある。
Blockの提供するP2Pモバイル決済・金融サービスアプリ「Cash App」では、ユーザーがビットコインを送受信したり、売買したりすることができ、POS端末も利用できる。また、店舗や事業者向けの決済およびビジネス管理サービスの「Square」では、Lightning Networkを通じてビットコインを決済に使用できる。
さらに昨年、Blockは部品交換が可能なビットコイン・マイニングリグを発表した。これは、マイナーが機器の修理や交換にかかるコストを削減できるようにすることを狙ったものだ。





