Bitcoin Magazine Japan
ブラックロック、下落時の緩衝と上値の上限を備えたビットコインETFを申請

ブラックロック、下落時の緩衝と上値の上限を備えたビットコインETFを申請

ByMatthew Di Salvo

ブラックロックは、上値に上限を設ける一方で一定の下落保護を備えたビットコインETF(PBIT)の登録書類を、米国時間10月19日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した。同ファンドはビットコインを直接保有せず、オプションの購入と債券運用の戦略を用いる。

ブラックロックは、新たなビットコイン上場投資信託(ETF)の組成を申請した。実現すれば、投資家の上値を抑える一方で、損失を限定する仕組みとなる。

米国時間の10月19日(月曜日)に米証券取引委員会(SEC)へ提出された書類によると、iShares Bitcoin Managed Protection ETF(PBIT)は「ビットコインへのエクスポージャーを創出し、管理すること」を目指す。

同ファンドは、オプションの購入と債券(フィクスト・インカム)運用の戦略を通じて、上値に上限を設けつつ一定の下落保護を備えた、規制下でのビットコインへのエクスポージャーを投資家に提供する。ただし、ビットコインを直接保有するものではない。

同ファンドは、ビットコインに投資したいものの、この最大の暗号資産に伴う値動きの大きさをすべて受けることは望まない投資家に向いた商品となる。

ビットコインは長年、価格の激しい変動で注目を集めてきたが、この分野に投資する投資家が増えるにつれて、そのボラティリティは落ち着いてきた。

2025年はビットコインにとって最もボラティリティの低い年となり、2026年の弱気相場は記録上最も浅いものとなっている。過去のサイクルでは、ビットコイン価格は過去最高値から最大80%下落したが、今年の下落幅はその価値の50%にとどまった。

ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)は、SECが11本の現物ビットコインETFを承認したことを受けて、2024年に取引を開始した。

資金フローの面ではビットコインETFのなかで最も成功した同商品は、ビットコインをウォール街へ持ち込む一助となってきた。いまでは、トレーダーや機関投資家、個人投資家が、この主要な暗号資産の価格に連動するETFを手早く購入できるようになっている。

投資家は取引所の利用やデジタルコインの保管を気にする必要がない。ブラックロックがビットコインを購入・保有し、投資家は証券口座から売買ボタンを押すだけでよい。

IBITの運用資産はビットコインETFのなかで最も大きく、10月19日時点で657億ドルに上る。

10月19日には、ビットコインの買い手が相次いで市場に戻るなか、同ファンドに6億6,520万ドルの新規資金が流入した。

ファーサイド・インベスターズのデータによると、同商品への資金流入額としては、ビットコインが過去最高値を更新した2025年10月以来の最大となる。

RELATED ARTICLES