ゴールドマン・サックスは米国時間の水曜日、NEOS Investmentsを最大22億5,000万ドルで買収することで合意したと発表した。ウォール街の大手にとっては、ビットコイン関連の商品をもう一つ商品群に加えることになる。
JUST IN: Goldman Sachs acquires NEOS, including $1 billion in their Bitcoin High Income ETFs 🤯 pic.twitter.com/hYmCBEDV20
— Bitcoin Magazine (@BitcoinMagazine) August 12, 2026
「速報:ゴールドマン・サックスがNEOSを買収。同社のビットコイン・ハイ・インカムETFの10億ドル分を含む 🤯」
対価は現金と株式で支払われ、業績およびサービス面のマイルストーンの達成を条件とする。これにより、NEOS Bitcoin High Income ETF(BTCI)、Boosted Bitcoin High Income ETF(XBCI)、Ethereum High Income ETF(NEHI)がゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの傘下に入る。
デービッド・ソロモンCEOは、NEOSの手法がゴールドマンの既存のバッファー型、マネージド・アウトカム型、インカム戦略の能力と「高い補完性がある」と述べた。
NEOSの共同創業者であるギャレット・パオレラ氏とトロイ・ケーツ氏は、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントにパートナーとして加わる。両氏は今回の買収を、NEOSの「起業家精神」とゴールドマンの規模を組み合わせるものだと説明した。
NEOSは、オプション戦略を用いて毎月のインカムを生み出す19本のETFで、約300億ドルを運用している。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが既に持つ、インカム重視でオプションを用いたETFの400億ドルと合わせると、ゴールドマンのアクティブETF事業は約800億ドルに拡大する。モーニングスターによれば、アクティブETFの運用会社として8番目の規模にあたる。この事業は、1,300億ドル規模のETFプラットフォーム全体の一部を占める。
今回の動きは、ゴールドマンによる先のイノベーター・キャピタル・マネジメント買収に続くもので、デリバティブ・インカムとバッファー/アウトカム戦略に軸足を置く3社の統合を仕上げる。
今回対象となるビットコインETFは、暗号資産そのものを直接保有していない。NEOSの開示資料によれば、原資産となるコインを保有するのではなく、デリバティブを用いて暗号資産に連動するエクスポージャーからインカムを得る仕組みだ。
そのため、打ち出されている高い利回りの多くはオプションプレミアムの売却によるもので、ビットコイン自体の価格の推移を必ずしも反映しているわけではない。
今回の買収で、ゴールドマン・サックスは暗号資産のインカム型ETFという市場の一角に、事実上、出来上がった足場を手にする。自前では築いてこなかった領域だ。デジタル資産に隣接するインカムを生み出す商品への機関投資家の意欲は、デリバティブ・インカム全体の拡大とともに伸び続けており、買収はそのさなかで決まった。
取引は規制当局の承認を条件に、2027年の第1四半期に完了する見通しだ。