Home記事トランプ支援のAmerican BitcoinがGryphonと合併へ 設立以来215BTC保有と報告

トランプ支援のAmerican BitcoinがGryphonと合併へ 設立以来215BTC保有と報告

American Bitcoinは、Gryphon Digital Miningとの合併を控え、米証券取引委員会に提出した書類で、保有するビットコインが2150万ドル相当であることを明らかにした。同社は戦略的なロードマップも合わせて公開した。

エリック・トランプ氏とドナルド・トランプ・ジュニア氏の支援を受けて設立された新興の民間ビットコイン・マイニング企業、American Bitcoin社(略称:ABTC)は、2025年4月1日の事業開始以降に215 BTCを取得した。6月10日に米証券取引委員会(SEC)に提出された書類で明らかになった。このビットコイン準備資産は、およそ2300万ドル(約36億円)相当と評価されており、ビットコインに対する同社の意欲とコミットメントの強さを示している。

「ビットコインの蓄積は、ABTCの事業における副産物ではない。それ自体が主たる事業だ」と、同社は提出書類の中で述べている。

さらに、ABTCはGryphon Digital Mining社($GRYP)との合併契約を締結しており、統合後には、早ければ2025年第3四半期にもティッカー「$ABTC」での公開取引を開始する見通しだ。

SECへの開示資料で示された同社の3層構造の戦略プランでは、ビットコインへの特化姿勢が明確に打ち出されている。

第1層:エンジンの構築

ABTCの基盤は、「資本効率に優れ、インフラ負荷の少ない運営モデルによって、市場価格を下回るコストでビットコインを生産する」ことに置かれている。現在、Bitmain社およびMicroBT社製のマイニング機器を6万台以上保有・稼働しており、その多くはHut 8社の管理する施設を活用している。

第2層:準備資産の拡大

ABTCは2025年4月1日の事業開始以降、「約215 BTCを準備資産として蓄積」しており、長期的な戦略資産と位置づけている。同社は、「効率的な資本アクセスを得るために、公開市場および戦略的な資金調達スキームを活用し、一株あたりのビットコイン保有量を増やすこと」を目標に掲げている。

第3層:エコシステムを主導する

ABTCは最終的に、自社の事業規模とマイニングにおけるプレゼンスを活かし、業界全体の採用促進をリードすることを目指している。「プロトコル開発の支援、ネットワークインフラの強化、ビットコインの堅牢性と採用拡大への貢献など、株主価値の創出と整合するかたちでの取り組みを模索していく可能性がある」と、同社は述べている。

マイニング報酬の受け取りに関しては、手数料1%未満のFoundryおよびLuxorのプールを利用しており、ビットコインの保管はCoinbase Custodyによる安全なコールドストレージを採用。多要素認証と厳格な出庫手続きにより、セキュリティ体制も確立されている。

ABTCの拠点は、ニューヨーク州ナイアガラフォールズ、カナダのアルバータ州メディスンハット、テキサス州オーラなどにあり、主にHut 8との戦略的パートナーシップを通じてビットコイン保有量を拡大しつつ、暗号資産マイニング業界全体に影響力を強めている。

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